健康寿命を延ばそう 福島県南相馬市原町区の大町病院で出前講座 減塩や運動の大切さ訴え
福島県南相馬市原町区の大町病院(猪又義光院長)は、住民の健康寿命を延ばそうと出前講座を始めた。10日、病院近くの大町地域交流センターで初めての講座を開いた。 病院に通う前の段階から健康について関心を持ってもらうとともに、引きこもりがちな高齢者や一人暮らしの住民に交流の場を提供しようと企画した。大町東団地自治会の協力を得て、大町地区災害公営住宅の入居者らに参加を呼びかけた。 講座では藤原珠世副院長兼看護部長が、相双地方の健康診断の結果をもとに現状や課題について説明した。バランスのとれた食事と減塩、運動の大切さなどを訴えた。 看護師が血圧などをチェックして健康に関する相談に応じた。加齢による心身の衰え「フレイル」予防のパンフレットを配布した。 今後、大町地区の別の団地入居者向けに講座を開催する。要望に応じ、他の地域や企業にも出向き、住民の健康増進を図る。 出前講座に関する問い合わせは大町病院地域連携室へ。
(相双版)