11日(水)の天気 全国的に不安定 天気急変に注意 厳しい残暑も続き 東北南部でも猛暑日に
きょう11日(水)は、前線の南下や熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響で、全国的に不安定な天気となる見込み。北海道や西日本・沖縄では、朝から雨や雷雨の所があり、晴れる地域も午後は天気の急変に注意が必要だ。また、厳しい残暑も続き、最高気温が35℃を超える猛暑日となる所がある見込み。
9月中旬も止まぬ猛暑 東北南部でも猛暑日に
昨夜からけさにかけては、全国の4割近い地点で最低気温が25℃を下回らず熱帯夜になるなど(午前5時現在)、9月中旬に入っても朝から気温が高く秋の気配も感じられない地域が多い。日中は晴れる地域を中心に気温が上昇し、最高気温は東北から西で30℃を超える真夏日、熊本37℃、熊谷・福井・京都36℃、東北南部の山形・福島でも35℃など猛暑日となる地点も続出しそうだ。19府県に熱中症警戒アラートが発表されている。
雨の要因は違っても全国的に不安定 局地的に激しい雷雨も
前線が通過する北海道は午前中を中心に雨、熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響で沖縄・奄美や西日本の太平洋側・東海も断続的に雨の降る所がある見込み。晴れて気温の上がる関東・東北・日本海側の地域も午後は天気急変する所がありそうだ。急な激しい雨や落雷・突風、土砂災害や道路の冠水などに注意が必要となる。
台風13号発生・沖縄は3連休荒天か 不安定と猛暑続く
昨夜、発生した台風13号は発達しながら北西方向に進み、週末からの3連休14日(土)~15日(日)にかけて暴風域を伴って沖縄に接近する見込み。沖縄では荒れた天気となるおそれがあるため、今後も台風の進路に注意が必要だ。 また、きょうにも台風に発達する予想の東シナ海にある熱帯低気圧は、沖縄から次第に遠ざかり中国大陸へ進む見込み。
あす12日(木)以降、本州付近は晴れる日が多いが、不安定な天気が続く所が多くなりそうだ。また厳しい残暑が続く所も多く、3連休にかけて最高気温が35℃以上の猛暑日となる所がある予想。9月に入り屋外での活動も増えていると思うが、真夏同様の熱中症対策が必要だ。 (気象予報士・海老原美代子)