ゴールドマン、コモディティーに強気 金は年末までに14%上昇
[29日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは29日、堅調な需要が見込めるとし、コモディティー(商品)市況に対して強気見通しを維持した。 コモディティーのトータルリターンは年初から13%に達しているが、年末までに18%に上昇すると見込む。 北海ブレント先物は1バレル=75─90ドルの範囲にとどまると予想しているが、地政学情勢へのヘッジとして原油の買い持ちには依然として価値があると指摘した。 金価格は年末までに14%上昇し、1オンス=2700ドルに達すると予想。新興国の中央銀行やアジアの家計からの堅調な需要が見込めるとしている。 銅については、安価な代替品が枯渇すれば急騰を再開し、年末までに15%上昇して1トン=1万2000ドルを付けるとした。 一方、米国と欧州の天然ガス価格は、貯蔵量が依然として高水準であるため、今夏はこれ以上の上昇は見込めないと指摘した。