【NFL】苦戦から復調し、チーム最多のレシーブヤードを記録したチーフスTEケルシー
トラビス・ケルシーのシーズン序盤の苦戦に対する懸念は杞憂に終わったようだ。カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)であるケルシーは17対10で勝利したロサンゼルス・チャージャーズ戦でキャッチ7回、89ヤードを記録。シーズン第4週のレシーブヤードはシーズン第1週から第3週までの合計(69ヤード)を上回るものだった。 【動画】2024年第4週:AFC西地区のライバル直接対決
チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは試合後に「ああ、相手がゾーンを多用していた中で、ケルシーはしっかりと隙間に入ることができていた」と述べている。
「マンツーマンでカバーされていたときも、うまく対応していた。ダブルチームはこれまで皆さんが目にしてきたほど多くなく、彼にそれほど注力されることもなかったから、良いパフォーマンスを見せてくれた」
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、チャージャーズは日曜日の試合でスナップの82.4%でゾーンディフェンスを展開。ケルシーは予想されていたレシーブヤードを26ヤード上回り、それは今季の最高記録となっただけではなく、2024年シーズンにおけるタイトエンドの中で3番目に多い数字になったという。また、31回のルートのうち9回(29.0%)でターゲットになったケルシーは、今季初めて16.0%を超えるターゲット率を記録したとのこと。
キャリア通算で922回のキャッチをマークしているケルシーは、トニー・ゴンザレス(916回)を抜いてチーフス史上最多キャッチ数を記録した選手になった。
チームが3勝0敗のスタートを切っていたにもかかわらず、ケルシーの生産性の低さに対する疑問が渦巻いていた。しかし、日曜日のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区対決を前に、チームの誰もがそうした懸念を気にかけていなかった。
ケルシーの能力が健在であることを知るのに、日曜日のようなパフォーマンスを見る必要はないと断言したリードHCは、次のように述べている。