130年で最も遅い記録を更新中…富士山「初冠雪」は6日も観測できず 気象予報士が解説
小塚恵理子 気象予報士: 5日から6日にかけての変化見てみましょう。上の段が5日の朝の富士山の様子。下の段が6日の朝です。 11月に富士山に一度も雪が降っていないというのは珍しいことです。 6日朝になって雪化粧の富士山が見られました。5日夜から6日朝にかけて変化が起きており、富士山頂の気温は今シーズンで最も低くなっていて、氷点下5度以下が続いている状況でした。 そのため、どの時間帯に雨が降っても山頂では雪になっていたことが予想されますが、振り返ってレーダー見てみると5日午後10時くらいに富士山付近に雨雲かかっていましたので、その頃に降った雪が残っていたのではないかと思われます。 これまでは富士山山頂も気温が高い状態が続いていましたが、ようやく寒気が入ってきて冬への足音が聞こえてきた感じです。 7日も山頂は氷点下が続く見込みのため、雪が少し溶けたとしても残っていそうです。 甲府側にも多少は晴れ間がありそうなので7日も観測のチャンスがあり、初冠雪の発表がある可能性があります。
テレビ静岡