J1アビスパ福岡に今季加入の元スイス代表ベンカリファが待望の移籍後初出場「良いパフォーマンスがある程度見せられた」「シゲさんと出られたのがうれしい」
◆明治安田J1リーグ第37節 福岡1―0浦和(30日、ベスト電器スタジアム) 今季加入し、右脚の相次ぐけがなどで今季出番がなかった元スイス代表のナッシム・ベンカリファが、待望の移籍後初出場を果たした。 ■「泣いてしまう」〝ラストマッチ〟スーパーゴール直後に涙腺崩壊シーン「これで最後なんだなと…」【動画】 後半11分に元イラン代表のシャハブ・ザヘディ、佐藤凌我とともに途中出場。3人で前線から息の合ったプレスを見せてチャンスを生み出し、自身も後半36分にシュートを放った。相手GKに防がれたが「9カ月戦線離脱していた中で、良いパフォーマンスがある程度見せられたんじゃないか。シゲさん(長谷部茂利監督)のホームラストゲームということもあり、シゲさんに出られたのが一つうれしい。少し感傷的になりそうな部分もあったけど、そういう部分も含めてすごく良かった」とうなずいた。 長谷部監督は「右45度からの得点を本当に期待していた。まだまだチームと一緒に練習している時間が短い分、チームの目指すプレーはまだまだ精度が低いけど、攻守にわたって彼個人の持っている能力を出してくれたらと思って出した。得点を取ったら100点満点だったけど、次の試合に出て活躍してくれたら」と今季最終戦となる12月8日のアウェー川崎戦に期待した。
西日本新聞社