井上尚弥“世界最強の称号”PFP1位→2位に 史上初ヘビー級4団体統一のウシクが1位奪取 リング誌PFP更新
アメリカのボクシング専門誌「ザ・リング」が日本時間20日、パウンド・フォー・パウンド(以下、PFP)を更新。9日に22年6月以来2度目の1位に返り咲いた世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手が2位に後退しました。 【画像】東京ドームの一戦から一夜明け、喜びを口にした井上尚弥選手 PFPとは全17階級のボクサーが同じ階級と想定した場合のランキング。特にアメリカの老舗専門メディアとして知られる「ザ・リング」誌が発表するPFPはボクサーの名誉の1つとして知られています。 井上選手は6日、34年ぶりとなる東京ドームでのボクシング興行で日本人初のメインイベンターとしてルイス・ネリ選手との防衛戦を実施。第1ラウンドでプロ初のダウンを奪われるも、第2ラウンドにダウンを奪い返した井上選手はその後ネリ選手を圧倒。第6ラウンドTKO勝利を飾り、防衛に成功。1年9か月ぶりのPFP1位となっていました。 代わって1位に浮上したのは世界ヘビー級4団体統一王者のオレクサンドル・ウシク選手。日本時間19日に行われたタイソン・フューリー選手との4団体統一戦では第9ラウンドにダウンを奪うと、12ラウンドの激闘の末判定勝利。ヘビー級初となる4団体統一を達成しました。 ▽「ザ・リング」誌が発表したPFP(カッコ内は階級) 1.オレクサンドル・ウシク(ヘビー級) 2.井上尚弥(スーパーバンタム級) 3.テレンス・クロフォード(ウェルター級) 4.サウル・アルバレス(スーパーミドル級) 5.アルツール・ビテルビエフ(ライトヘビー級) 6.ディミトリー・ビボル(ライトヘビー級) 7.エロール・スペンスJr.(ウェルター級) 8.ジャーボンテイ・デイビス(ライト級) 9.ジェシー・ロドリゲス(フライ級) 10.中谷潤人(バンタム級)