【MLB】“投手三冠”スクーバルが貫禄 第6シード・タイガースが勝利 アストロズに先手を取る
ワイルドカードシリーズ第1戦【タイガース3-1アストロズ】@ミニッツメイド・パーク
日本時間10月2日、今日からMLBのポストシーズンが開幕。ア・リーグの第3シード・アストロズが本拠地ミニッツメイド・パークに第6シード・タイガースを迎えてワイルドカードシリーズが始まった。第1戦は今季のア・リーグで投手三冠を獲得したタイガースのエース、タリック・スクーバルが貫禄を発揮。6回を無失点に抑え、プレーオフ初登板で初勝利を挙げた。打線もアストロズのエース、フランバー・バルデスを攻略し、2回に3得点。ブルペンも反撃を9回の1失点でしのぎ、下位シードのタイガースが3対1で先手を取ることとなった。 【動画】タイガース・スクーバルの好投 第1戦はタイガースが投手三冠のタリック・スクーバル、アストロズがフランバー・バルデスをそれぞれ先発に立て、球界屈指の好左腕同士のマッチアップとなった。スクーバルは初回、アストロズの強力な上位打線をわずか5球で三者凡退に。これで勢いづいたタイガースは2回、二死1・3塁のチャンスから8番ジェイク・ロジャース、9番トレイ・スウィーニー、1番マット・ビアリングが三者連続のタイムリーシングルを放ち、タイガースは瞬く間に3点を先制する。 その後もスクーバルがエースらしい投球を展開。6回を88球、4安打、6奪三振、1四球という内容で無失点に抑え、堂々たるプレーオフデビューを飾った。2回には右手にライナーを受け、6回にもトレーナーがマウンドに駆け寄る場面があるなど、万全の状態ではなかったかもしれないが、強力アストロズ打線を寄せ付けなかった。スクーバルの後は逆転プレーオフ進出の立役者でもあるブルペン陣がアストロズ打線の反撃をしのぎ、タイガースは3対1で逃げ切り。最後は9回二死満塁のピンチを背負い、アストロズの9番ジェイソン・ヘイワードに痛烈なラインドライブを浴びたものの、それが一塁手スペンサー・トーケルソンのミットに収まりゲームセット。劇的な形で試合は幕切れとなった。プレーオフでは無類の強さを誇るアストロズに対して、伏兵タイガースが先手を取った。