子育て支援「優先事項」 少子化への危機感強調 小池都知事
東京都の小池百合子知事は27日、時事通信のインタビューに応じ、「今ここで子育てにしっかり対応しなければ、もう戻れない」と少子化への危機感を強調した。 来年9月からの実施を検討している第1子の保育料無償化など、都独自の子育て支援を「優先事項として行う」と語った。 教育支援策として7月の都知事選で公約に掲げた給付型の大学奨学金制度創設を巡っては、都の公費を活用した新しい仕組みづくりに入っていると明らかにした。その上で「都民に還元できるような、そういう人材育成を進めたい」と述べ、検討を急ぐ考えを示した。 来年夏の都議選については「自民党、公明党、都民ファーストの会の皆さんにしっかりサポートしていただいている」とする一方、自身の選挙戦への関わりは、具体的に触れなかった。