テレビ討論会の後、トランプ氏の当選確率が67%に急上昇:予測市場のポリマーケットで
分散型予測市場の参加者は、大統領選挙における第1回討論会でのバイデン(Biden)大統領のパフォーマンスに懐疑的で、11月の選挙でトランプ(Trump)前大統領が勝利する確率は67%にまで上昇した。 大統領選挙の結果を予想するベットには現在、約1億8800万ドル(約300億円、1ドル=160円換算)が賭けられており、トランプ氏には約2300万ドル(約36億8000万円)、バイデン氏には約2100万ドル(約33億6000万円)となっている。 分散型予測市場のポリマーケット(Polymarket)は、テレビ討論会開始時のアクセス集中により、一時的なダウンタイムが発生したと述べている。 Scaling our database now, back in a moment The traffic we are getting is INSANE Apologies — Polymarket (@Polymarket) June 28, 2024 予測市場参加者の心理をみると、バイデン大統領が選挙日まで勝ち抜くことができるかという疑問は、ますます強まっているようだ。 ポリマーケットによると、バイデン氏が民主党の候補となる可能性は70%未満で、その他の候補者ではカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)氏が17%と最も高く、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)も7%まで上昇している。 討論会中、バイデンが大統領選から撤退するかどうかを尋ねた別のベットでは、Yesが43%に急増した。 一方、PoliFiトークンのトレーダーは、トランプ氏とバイデン氏をテーマとしたトークンをいずれも大幅に下落させた。 CoinGeckoのデータによると、TRUMPは12.5%下落し、BODENは34%も下落した。TREMPも10%下落した。また、バロン・トランプ(Barron Trump)氏との関連が明らかになったことで最近話題となったDJTは5%下落した。 この討論会では、共和党の選挙キャンペーンで取り上げられていたにもかかわらず、暗号資産(仮想通貨)については一切触れられなかった。トランプが暗号資産やビットコイン(BTC)について言及するかどうかを尋ねたポリマーケットのベットでは、その可能性は低いとされており、最高でも6%だった。 独立系候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr.)は、この討論会に招待されていないが、トランプ氏とバイデン氏の討論会で出された質問に対する彼の回答をXが特別放送したところ、ソーシャルメディアで560万回再生された。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Screenshot|原文:Trump's Odds of Victory Surge to 67% in Polymarket Post-Presidential Debate
CoinDesk Japan 編集部