今週に最後の関門…角田裕毅は7年ぶりの日本人F1ドライバーとなれるのか?
だが、11月29日のバーレーン大会を終えて、状況は少し複雑になっている。それはバーレーン大会のレース2で角田が無得点に終わり、4位以下だった選手が軒並みポイントを加算したため、角田が3位から5位に落ち、6位の選手にも8ポイント差と迫られているからだ。 もし最終戦で6位に後退してシーズンを終えると、角田は今年分のポイントは10ポイントにとどまり、プライベートテストの1ポイントを加えても、合計40ポイントには届かない。 その最終戦は、12月4日からバーレーンで開催されるF1サヒールGPのサポートとして併催される。このレースは角田にとって、シーズンを締め括る一戦というだけでなく、F1行きの切符のかかった重要な戦いとなる。 (文責・尾張正博/モータージャーナリスト)