ロッタン・ジットムアンノンと対戦することが決定した武尊.jpg

　シンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」は16日に会見し、元K―1世界3階級制覇王者の武尊（33）が来年3月23日の日本大会「ONE172」（さいたまスーパーアリーナ）でロッタン・ジットムアンノン（27＝タイ）と対戦すると発表した。 【写真】フェイスオフで火花を散らす武尊 　武尊は当初、今年1月のONEデビュー戦でロッタンと対戦予定だった。しかし試合の直前にロッタンの負傷で対戦は消滅。その後ロッタンは6月の「ONE167」で計量に失敗しONEフライ級ムエタイ世界王座のタイトルをはく奪され、現在はフライ級のムエタイとキックボクシングの両ルールで1位にランクインしている。 　悲願の一戦がようやく組まれた武尊は「本当にやっとロッタン選手と戦えるのがうれしいです。ケガとか、いろんなことがあって流れたりしたんですけど、決まったのは引き寄せ合う運命だったと思うし」と話す。さらに「この試合の次のことは一切考えていなくて、この試合で僕の格闘技人生の全てを出し尽くすつもりでいくので。世界最高の殴り合い、壊し合いを見せるのでロッタン選手、よろしくお願いします」と覚悟を口にした。 　日本での試合に「現役の最終章、集大成を日本のファンのみなさんの前でできるのはうれしいし、日本のみなさんに勝つ姿を必ず見せるので応援よろしくお願いします」と喜ぶ。試合がメインで組まれることに「ONEチャンピオンシップという世界のデカい大会でメインを張らせてもらえるのはうれしいので、それにふさわしい殴り合い、壊し合いをロッタン選手と見せたいです」と意気込んだ。 　対するロッタンは「時は来た。前回ケガをしてキャンセルになってしまったことを残念に思っていましたが、今回組まれたことをうれしく思います。私は日本を〝第2の故郷〟だと思っていて、しばらく戻ってこれなかったことが残念でした。だからこの試合は全力で試合に臨みます。楽しみにしていてください」と力を込めた。 　またONEフライ級世界王座決定戦で若松佑弥がアドリアーノ・モラエス（ブラジル）と対戦。チャトリ・シットヨートンCEOからは「レジェンドである青木真也選手の出場も予定しています」と〝バカサバイバー〟こと青木真也らの名前もあがった。 フェイスオフで火花を散らす武尊