会費「月1万円」のサウナ付きのジムに通っています。自宅で風呂に入らないのでかなり“節約”できている気がするのですが、実際どれだけお金が浮いているのでしょうか?
昨今、水道光熱費が高騰して家計にも大きな影響が出ています。そんな中、これまで健康維持を目的に利用されてきたスポーツジムが水道光熱費の節約にも活用でき、体の健康だけでなく家計の健康、生活の質向上にも役立つのではないかと注目を浴びています。 本記事では、30代で1人暮らしをしている会社員を例にとり、風呂・サウナ付のジムに毎日通う場合、水道光熱費がいくら節約できるかを解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
毎日ジムに通うことで節約できる費目
毎日ジムに通うことで、シャワーや風呂をジムで代替し、自宅の水道代、ガス代の節約することができます。また、ジムにいる時間の分だけ自宅で過ごす時間が減るので、エアコンの冷暖房を使用する時間も短縮され、電気代の節約になります。 サウナについては日常において必須とは言えませんが、通常サウナ施設を利用する場合、1回あたりの利用料が1000~2000円と考えると、その分がジムの月会費に組み込まれていて、お得に利用できていると考えることもできます。 さらに、ジムにウォーターサーバーが設置され、月会費にウォーターサーバー利用料も含まれているとしたら、いつでも冷たい水が飲み放題なので、飲み水の費用(水道代もしくは購入代)も一定程度、節約することが可能でしょう。
具体的に節約できる金額の目安
実際に、毎日ジムに通うことで節約できる金額の目安について算出します。 ■水道光熱費 プロパンガス料金消費者協会が公表している算出では、都市ガスを利用している前提で、1回の入浴における水道光熱費は浴槽(1回分・200L)分で137.6円、シャワー10分(100L)で68.8円となっています。浴槽・シャワーを30日間利用すると、合計で6192円(206.4円×30日)となります。 ■エアコンの電気代 部屋の滞在時間減によるエアコンの電気代節約について、運動と風呂合わせて毎日2時間ジムに滞在すると仮定します(2時間部屋のエアコンを付けずに済む)。 自宅の大きさにもよりますが、11~17畳の部屋の場合、1日あたり約60円の節約が可能です(三菱電機/MSZ-ZW4022Sの利用を想定)。ジム滞在によるエアコンの電気代は30日間で約1800円(60円×30日)節約できる計算となります。 ■合計 毎日ジムに通い、運動後に風呂を活用することで、自宅の風呂・シャワーの水道光熱費とエアコンの電気代を約8000円(6192円+約1800円)節約できる計算となります。月会費が1万円のジムであれば、毎日利用することによる節約の効果を考えると、かなりお得だと分かります。