俳優生活は「毎日が刺激的で心地いい」 影山優佳、本格挑戦の1年でつかんだ自信と「最近の悩み」
自分の素を出すのは「昔からすこぶる苦手」
幼少期から探究心が強かった影山は、資格を17個も持つほどの勉強マニア。過集中の傾向があり、「うっかり2日ご飯を食べ忘れちゃったり、2徹、3徹とかは最近、よくある」と発言したことでも注目された。驚異の記憶力で「セリフ覚えは今のところ苦労はまだしていない」一方で、“悩み”もあると明かす。 「どうしても感情移入して、その場面、場面に入りすぎてしまうのが、最近の悩みの1つです。『オクトー』(読売テレビ・日本テレビ系連続ドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2』)は心を揺さぶられるような重い話も多くて、そういう時は1日落ち込んで、スタッフさんから『大丈夫だよ』『フィクションだよ』と言われるくらい、映っていないところで爆泣きしました(笑)。仕事は仕事、感情をコントロールして、オン・オフのメリハリがしっかりされている俳優さんが多いので、そこは見習わないといけないです」 本格的に俳優として活動する2年目、影山は2025年にどんなビジョンを描くのか。 「自分の素を出すのは昔からすこぶる苦手なんですが、最近は自分が頑張っていること、楽しんでいる姿を見せられるようになってきました。それはどんな時でも応援してくれる皆さんがいる安心感からできることだと思います。役者さんとしても、1人の人間としても、幅も深みもある人になりたい。いろんな人生の経験をして、挫折だったり、成功だったり、いろんな感情に触れてどんどん人間らしくなれていくはず。人と人との繋がりに助けられてきた人生でもあるので、誰かの1分1秒を支えられるような、自分らしくいられることが誰かの自分らしさを作れるような人になりたいし、今は(俳優として)映像越しにそれをかなえたいです」 影山は、“自分らしさ”を貫きつつ、自分なりの俳優像を追い求めていく。 □影山優佳(かげやま・ゆうか)2001年5月8日、東京都出身。23年7月に日向坂46を卒業後は、俳優業を中心に幅広く活動。かつてサッカー少女だった経験を生かし、解説者にも劣らない知識量と的確な分析、予想で芸能界屈指のサッカー通としても存在感を発揮している。また、勉強と謎解きも趣味とし、2023年1月には世界の全人口のうち上位2%のIQ(知能指数)を持った人が入れる国際グループ「MENSA」の会員になったことでも話題となった。 ヘアメイク:Tohyama Yuki スタイリスト:合田凪沙(ALCATROCK)
小田智史