俳優生活は「毎日が刺激的で心地いい」 影山優佳、本格挑戦の1年でつかんだ自信と「最近の悩み」
共演した鈴木伸之は「ギャップがあって面白い」
金太郎を演じた鈴木伸之は俳優として15年、金太郎のライバル鷹司誠士を演じたタレントの城田優も20年以上の役者歴を誇る。共演者として、俳優の先輩として、影山は2人にどのような印象を持ったのか。 「鈴木さんは穏やかでハツラツとされている方。撮影の時はすごく寒い時期だったんですけど、いつ、どの瞬間にお会いしても現場をパッと明るくしてくださる姿が印象的でした。金太郎と重なる部分があって、隣にいるだけで元気をもらえるというか、常に前向きな姿を見せてくださって、お芝居をしながらパワーを頂きました。意外とプライベートはゲームがお好きでずっと家にこもっているインドアタイプだそうで、ギャップがあって面白いと思いました。 城田さんは、パパと言ったら怒られそうだけど(笑)、歳の離れたお兄さんというか、誰に対しても愛情の深い人。心配になってしまうくらい、私たちに対して真心込めてお芝居してくださったり、アドバイスをしてくださりました。撮影の頃がちょうど花粉が飛び始めた時期で、花粉に苦戦されていたけど、すごく陽気な方なので、その場を盛り上げてくださったり、美味しい差し入れを用意してくださって。私もミュージカルが大好きなので、小さい頃から尊敬している方とお芝居でご一緒できたのがすごく光栄でした」 2023年7月に7年間在籍したアイドルグループ・日向坂46を卒業し、2024年は俳優業に軸足を置いて過ごす初めての年だった。 「お仕事でご一緒する方に、『おひさま(日向坂46のファンの愛称)です』『ライブ行きました』と言って頂けるのはすごくうれしいです。卒業してからも、自分が大きくなることで、グループ(日向坂46)を知ってもらうきっかけに今でもなれると信じて頑張っているところもあります。キャラクターとしては、あまりアイドルっぽくないと昔からよく言われていたので(苦笑)、自分の働きぶりで架け橋になれたらなと思います。今年は自分が好きなもの、自分を作ってくれたものとつながるご縁を頂けた1年でした。休みがいらないくらい毎日が刺激的で、その刺激が心地よくて、もっともっと大きくなりたいと思いました」 影山は中学生の頃から橋本環奈、戸田恵梨香に憧れてきたという。「自分らしさを知って、自分の愛し方を知っている。それを人前で堂々と見せられるのが本当にかっこいい」。アイドル時代からドラマや映画、舞台を経験してきたが、演技に対する感覚にも変化があったという。 「久々に(ABCテレビ系連続ドラマ『マイダイアリー』で俳優の)佐野勇斗さんとご一緒した時に、『上から目線になっちゃうけど、お芝居、上手になったよね』と言ってもらえたのがすごくうれしくて。自分で上手になったという手ごたえはあまりないですけど、ちゃんと糧にできているのかなって。失敗の方が多くあった中で、自分のものにできていることがあるんだと、言葉にしてもらうことで少し実感できたので、自信がついてきました。カメラ前でも堂々とできるようになってきたと思います」