【一挙プレビュー】J1は勝ち点「2」差の3位G大阪と首位町田がパナスタで激突! J2は首位浮上の長崎が20戦無敗をかけて徳島と対決
6月30日
13:00 ブラウブリッツ秋田 vs モンテディオ山形(J2) 秋田の前節は、清水を首位から引きずり下ろす快勝。決定力不足に悩んでいた中、今季最多タイの3ゴールを奪ったことも自信となった。今節は山形とのダービーマッチである“奥羽本戦”に臨む。初勝利を飾った5月の第1ラウンドに続き、ダブルを達成して上位進出の足がかりとしたい。 山形は必勝を期して臨んだ仙台との“みちのくダービー”で1-1の痛み分け。今節は全試合出場を続けてきたキャプテンのMF南秀仁が出場停止となる。注目は前節、古巣のサポーターの前でPKを決めたMF氣田亮真。重圧を乗り越えてつかんだ今季2点目をきっかけに波に乗りたい。 18:00 ガンバ大阪 vs FC町田ゼルビア(J1) G大阪は前節、鹿島とスコアレスドロー。連勝は『5』でストップしたものの、J1最少失点を誇る堅守で粘り強く勝点1を持ち帰った。上位対決3連戦の最終戦となる今節は勝点2差の首位チームを迎撃。チーム最多7得点のFW宇佐美貴史には、直接FKを決めた前回対戦同様の活躍に期待がかかる。 町田は昨季王者・神戸との「頂上決戦」で0-0の引き分け。ここ2試合はいずれもスコアレスドローと足踏みが続いている。一方で、守備面はリーグ最多タイの9完封と安定感は変わらず。古巣対戦を迎えるGK谷晃生、DF昌子源の2人は勝手知ったる相手の攻撃をシャットアウトできるか。 18:00 セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス(J1)※PICK UP MATCH C大阪は鳥栖を1-0で下し、後半戦初戦で白星発進。無敗を7試合に伸ばし、5試合ぶりの無失点を達成したことも収穫となった。ここ最近、最終ラインでの存在感を強めているのがDF西尾隆矢。前節も腕章を巻いた若きCBはパリ五輪メンバー発表前最後の一戦でさらなるアピールに燃える。 名古屋は6月の4試合で勝利なし。前節は後半早々に退場者を出したことで難しい展開を強いられたが、2試合続けて無得点に終わった攻撃面に課題を抱えている。キーマンは前節、ボランチを務めたMF森島司。普段とは一列下がった位置からタクトを振るう司令塔はチームの停滞感を打破できるか。 18:00 清水エスパルス vs ファジアーノ岡山(J2) 清水はアウェイ4連敗で首位から陥落。3位に順位を落とし、今季8勝1分無敗のホームで迎える今節は絶対に3ポイントが必要な一戦だ。4月の岡山戦ではFW北川航也の先制点を守り切り勝利。この停滞感を打ち破るべく、頼れるエースが再びゴールネットを揺らせるか。 4位・岡山は2連勝で清水と勝点6差に接近。この2試合はいずれも終盤に均衡を破り、堅守をベースとした序盤の勝負強さが戻ってきた。注目は前節決勝点をアシストしたMF田中雄大。最近は途中出場が続いているが、難攻不落の敵地で迎える今節も勝負を決定づける働きに期待したい。 18:30 浦和レッズ vs ジュビロ磐田(J1) 浦和はDF酒井宏樹、MF岩尾憲の完全移籍を発表。昨季のACL制覇にも貢献した2人の流出は痛手だが、6試合ぶりの白星を飾った前節の勢いに乗り、今節は連勝を狙う。負傷交代となったMFオラ・ソルバッケン、FW前田直輝の状態が懸念される中、MF武田英寿への期待は一層大きくなりそうだ。 磐田は東京Vを3-0で下し、4試合ぶりの勝利。圧巻の3点目を奪ったのがMF古川陽介だ。自陣でボールを受けると、得意のドリブルで約60mを独走し、見事なフィニッシュで今季初ゴール。日本代表の三笘薫(ブライトン)を彷彿とさせるゴラッソを決めた若きドリブラーに今節も注目が集まる。 18:30 FC東京 vs アビスパ福岡(J1) FC東京は2連勝で首位と勝点7差、2位と5差に接近。今節も上位4クラブの直接対決が行われるだけに、今節勝利すればいよいよ優勝争いに加わることができる。味の素スタジアムではMF安斎颯馬が2戦連発中。福岡戦は16年を最後にホームで勝利がなく、伸び盛りのルーキーにかかる期待は大きい。 福岡は直近5試合で4勝1分と絶好調。前節は連続無失点こそ3試合で止まったものの、FWシャハブ・ザヘディとFWウェリントンが揃ってゴールを奪い、横浜FMに対してクラブ史上初のダブルを飾った。3失点で敗れた前回対戦の雪辱を期す今節は、古巣対戦に臨むMF紺野和也に注目したい。 19:00 湘南ベルマーレ vs 京都サンガF.C.(J1) 湘南は川崎Fとの「神奈川ダービー」で1-1のドロー。MF田中聡が終盤に目の覚めるようなミドルシュートを突き刺し、劣勢のチームを救った。6試合ぶりの勝利を狙う今節はFW鈴木章斗に注目。第4節を最後にゴールから遠ざかる中、決勝ゴールを奪った前回対戦同様の活躍を見せられるか。 京都は柏と2-2の引き分け。ニ度のリードを奪いながらも、最後は90+7分に痛恨の同点ゴールを奪われてしまった。6月最終戦は勝点1差の下位直接対決。中3日で迎える一戦は信条とするハードワークがカギを握る。パリ五輪代表入りを狙うMF川﨑颯太と田中聡のマッチアップも楽しみな見どころだ。 19:00 ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ(J1) 神戸は首位の町田とスコアレスドロー。終始ペースを握ったものの、「あと一押し」を欠く結果となった。上位4連戦の3試合目に臨む今節はFW大迫勇也がキーマン。前々節にはVARによるゴール取り消しにも泣き、現在7試合無得点が続いており、この古巣対決でエースとしての活躍を見せたい。 鹿島は11試合負けなしで2位をキープ。一方で、ここ3試合はいずれも引き分けと勝ち切れない試合が続いている。FW鈴木優磨が出場停止となる今節はFWチャヴリッチに注目。4月下旬からはベンチスタートが続くが、その得点感覚はチーム屈指で、エース不在を補って余りある活躍に期待がかかる。 19:00 サガン鳥栖 vs 柏レイソル(J1) 鳥栖はオウンゴールの1点を取り返せず、0-1の完封負け。ただ、FW横山歩夢が鋭いカットインから再三ゴールを狙うなど、エリア内に進入する場面が増えていることは好材料だ。今季の5勝はすべて3得点以上での勝利。3-0で快勝した直近のホームゲーム同様、「ケチャップ」の蓋を開きたい。 柏はMFマテウス・サヴィオが土壇場で同点ゴールを奪い、連敗を『4』でストップ。FW細谷真大に4月以来の得点が生まれたことも収穫となった。悪い流れを断ち切った中、今節のポイントは先制点。GK松本健太、DF犬飼智也ら堅守を支えた選手たちの欠場が続くだけに、守備陣の踏ん張りがカギを握る。 19:00 ジェフユナイテッド千葉 vs 鹿児島ユナイテッドFC(J2) 千葉は連勝が『3』で止まり、プレーオフ圏内浮上はならず。ホームのナイトゲームでは昨季から11連勝中と圧倒的な強さを誇っており、仕切り直しの勝点3をつかみたいところだ。今季鹿児島には公式戦2戦2敗。“3タテ”を阻止するべくFW小森飛絢のホーム4戦連発に期待がかかる。 鹿児島は大分に3-0で快勝し、今季初の2連勝を達成。降格圏から脱出し16位に浮上した。1G1Aで勝利の立役者となったのがFW鈴木翔大。得点に直結する働きはもちろん、前線からの守備やポストプレーでの貢献度も高く、アウェイ初勝利を狙う今節もキーマンとなりそうだ。 <6月29日対戦カード一覧(J1・J2)> 14:00札幌vs新潟 18:00いわきvs横浜FC 18:00水戸vs山口 18:00熊本vs愛媛 19:00川崎Fvs広島 19:00横浜FMvs東京V 19:00仙台vs栃木 19:00群馬vs藤枝 19:00徳島vs長崎 19:00大分vs甲府 <6月30日対戦カード一覧(J1・J2)> 13:00秋田vs山形 18:00G大阪vs町田 18:00C大阪vs名古屋 18:00清水vs岡山 18:30浦和vs磐田 18:30FC東京vs福岡 19:00湘南vs京都 19:00神戸vs鹿島 19:00鳥栖vs柏 19:00千葉vs鹿児島