無死満塁のピンチで“火消し”の3者連続三振! 藤浪晋太郎の快投にファンも熱狂「早く呼び戻してくれ」「今度こそ改善」
メジャーリーグに返り咲くべく藤浪晋太郎は、虎視眈々と牙を研いでいる。 現地時間7月5日、藤浪はメッツ傘下2Aのビンガムトンの一員としてハートフォード戦に登板。1回(18球)を投げ、3者連続三振で無失点と上々の内容を披露。60日間の負傷者リスト入りの原因となった右肩痛からの回復ぶりを感じさせた。 【動画】圧巻の3者連続三振! マイナーで見せる藤浪晋太郎の奪三振ショー 3日前の登板では全球ストライクで1回をわずか8球で簡単に終わらせていた藤浪。無死満塁で登板したこの日は、球数を要しながらも相手打者を圧倒した。 先頭打者を90マイル(約144.8キロ)のカッターで空振り三振に切って取った30歳は、続く打者は95マイル(約152.8キロ)の鋭く落ちるスプリットで空振り三振、そして最後も94マイル(約151.2キロ)のスプリットで空振り三振にねじ伏せた。 無論、メジャーリーグの強打者に比べれば、相手の格は落ちる。それでも怪我からの復調をうかがわせる藤浪には、期待をせずにいられない。 今回の快投シーンを伝えたメッツの地元スポーツ専門局『SNY』が公式Xで「シンタロウ・フジナミは対戦した打者全員を三振に仕留めた!」と熱っぽく伝えると、ファンから「今すぐ彼を(メジャーに)呼べ」「なぜ彼はメジャーにいないんだ?」「今度こそ改善されたことを願う」「早く彼を呼び戻してくれ」といった好意的な声が殺到した。 今季のメッツはチームの中継ぎ防御率が4.06と低迷中。ゆえに「ブルペンに帰ってきてくれ」と藤浪の復活を望むファンも少なくないのである。 ここからしばらくマイナーでの登板が続くであろう藤浪。依然として単年契約である彼のシビアな立場に変わりないが、どこまで評価を高められるかは興味深いところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]