簡単なのに効果抜群?スマホでも"インプレゾンビ"を一掃する「ミュート技」に反響…試してみると一定の効果あり
近日より、SNS「X」(旧Twitter)上で蔓延する「インプレゾンビ」対策として、有志が開発したChrome拡張機能「x-zombie-killer」が注目を集めている。この拡張機能は迷惑な投稿に共通する特徴を手がかりに非表示にするもので、多くのユーザーから好評を博しているとして弊誌でも紹介した。 【画像】設定手順+外国語連投よりもタチが悪い「一見まとも」なコピペ系投稿 しかし、この拡張機能はパソコン版ブラウザ専用であり、アプリ版では利用できず、スマートフォンユーザーにとってはその恩恵が受けられない。しかし先日、あるXユーザーが提案した「ミュート」機能を活用した手法が拡張機能と同時に話題に。紹介する投稿は30万を超えるいいねを獲得し、トライするユーザーが多数見受けられた。 提案されている手法は極めてシンプルで「アラビア文字、サンスクリット文字」などをミュートワードとして指定するというものだ。これは先の拡張機能で実装されていた判定システムと全く同じもので、一度自分の使うXに登録しておくだけでどんな環境(スマホ、パソコン…)でも一律に適用される。 設定方法も非常に簡単で、設定画面の「プライバシーと安全」→「ミュートとブロック」→「ミュートするキーワード」から登録すれば、通知・タイムライン・返信欄でこれらのテキストが含まれる投稿は警告付きで非表示になる。 また、一般に広まっている情報ではこれらは一文字ずつ登録する必要はなく、まとめてカンマで区切ればできるといい、公式の記載はないものの、実際にやってみたところ当該投稿に「このポストにはミュートしたキーワードが含まれています。」と表示されるようになっていた。 これに加えて、日本語を投稿するタイプのユーザーにおいては、投資勧誘系、情報商材系に共通してみられる常套句もおすすめ。「プロフみて」「プロフから」「paypay送ります」「お金配り」などを登録することで確実に対応できる。 ただし、この手法はあくまで外国語を認識しているに過ぎない。インプレゾンビ界隈も外国語でのリプライが忌避されると気付いたのか、「絵文字連投」「単純な英語(Good等)」とやや投げやり気味になっているほか、一見まともと見せかけて「他人の引用コメントを丸々コピペ」したような巧妙かつタチの悪いものも蔓延っており、こうした投稿は排除できない。高度な設定ができる拡張機能が物欲しくなるとも感じた。 加えて、本当にその言語を使用して返信する方も(ごくごくまれだが)存在しているため、正当な目的で使用しているものも非表示になり、何の罪もないユーザーも巻き添えになることは大変心痛い…。完璧な解決策ではないものの、特にスマートフォンユーザーにとっては有効な対策となり得るので、困っている方は一度チェックしてほしい。以下、主要な登録ワード例。