【新車】ロイヤルエンフィールド「ベア 650」は、1960年代のオフローダーをモチーフにしたスクランブラーだ!
扱いやすく個性的なツインエンジン
エンジンは空冷SOHC4バルブ並列2気筒の648ccで、270°クランクを採用してパルス感と高いトラクションを得ている。最高出力34.6kW(47bhp)/7250rpm、最大トルク56.5N・m(5.763kgm)/5150rpmという性能を発揮し、2-1タイプのエキゾーストシステムはトルクを向上させてより広いパワーバンドを実現している。 このエンジンのシリンダーはわずかにではあるが前方に傾斜しているためバーチカル(直立)とは呼べないが、クラシカルなデザインでありながらインジェクションシステムを備えることで現代の交通事情に適した性能と耐久性が確保されている。
最新のTFTディスプレイを装備
「BEAR 650」はクラシカルなデザインのスクランブラーではあるが、現代的なTFTディスプレイを採用したトリッパーダッシュを採用している。これは走行中でも視認しやすいシンプルなユーザーインターフェイスと操作性を備え、アルミニウム製スイッチキューブとジョイスティックで簡単かつ直感的に操作することができるようになっている。 日本においては先日W230とメグロS1の導入が正式に発表されており、ネオクラシックモデルに対する注目度は上がっている。スクランブラースタイルはネオクラシックモデルの定番カスタムスタイルであり、絶対王者であったヤマハSRが生産中止になった現在、この「BEAR 650」のようなクラシックスクランブラーは一定のニーズが望めるはずだ。
BEAR650主要諸元(2025・海外仕様)
・全長×全幅×全高:2180×855×1160mm ・ホイールベース:1460mm ・最低地上高:184mm ・車両重量:216kg ・エジンン:空冷4ストロークSOHC4バルブ2気筒648cc ・最高出力:最高出力34.6kW(47bhp)/7250rpm ・最大トルク:56.5N・m(5.763kgm)/5150rpm ・燃料タンク容量:13.8L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=100/90-19、R=140/80-17
後藤秀之