広島D1位・佐々木泰、祖父が作ったスクラップブック持参で入寮
広島の育成を含む新人8選手が7日、広島・廿日市市の大野寮に入った。ドラフト1位・佐々木泰内野手(22)=青学大=は、祖父・喜一さんが作ったスクラップブックを持参。県岐阜商高、青学大での自身の新聞記事を集めたもので、プロでも〝おじいちゃん孝行〟を誓った。 「つまずいたとき、悩んでいるときに見て、応援してくれる人がいると再認識するために見返したい。プロ野球版も作ってもらえるように毎試合、記事に取り上げられる活躍ができればいい」 手書きで打席数や成績なども書き込まれた計3冊のうち、1冊を持ってきた。正月にも会い、プロの世界で戦うためのパワーをもらったという。 コロナ禍の2020年に甲子園で開催された高校野球交流試合で放ったホームランボールも持参。「あの1本で自信もすごいつきました。さらに上でやっていきたいという思いも強くなった」という〝原点回帰〟の思いが詰まった白球だ。 昨年11月の明治神宮大会で負傷した左肩についても「もう、フリー打撃もしている。まだ100(%)ではないですが、徐々に出力を上げてやっていければ」と力強く話した。(新里公章)