高校生が市長と懇談 未来のまちを思い浮かべ 具体的意見も/岡山・津山市
谷口津山市長と懇談する「津山(まち)づくりミーティング」が8月28日、岡山県津山市山下の森本慶三記念館で開かれ、津山城(鶴山公園)周辺で地域づくりに取り組む「城下(しろした)ハイスクール」の高校生らと話し合った。
同スクールは未来のまちの担い手となる若者に自身の視点で津山について考えてもらおうと2020年に設立。立ち上げ、運営を行う和田優輝代表(46)=和田デザイン事務所社長=と、1期性の宰務美紅さん(岡山大4年)、近藤陽菜さん(同2年)、4期生の有田華梨さん(津山商業高3年)が参加した。
学校の枠を超えたフィールドワークやイベント開催などを通じて得られた気づきとして「津山は程良いいなかで住みやすい」「子どもを中心にしたイベントを開けば集客できる」「高校生だからできないと思っていたこともできるという自信になった」といった声が挙がった。
市への要望として「フットサルなど室内で運動できる場所を作ってほしい」「学生が自転車で移動できる範囲に店を固めてみては」「古着屋がほしい」といった意見が挙がった。和田代表は「まずは多くの人に知っていただき、地域や企業など価値を感じる人に活動を届けていきたい」と話した。
谷口市長は「大人にはないフレッシュな視点を持っている。若い人に選ばれるまちにしていきたい」と述べた。
津山朝日新聞社