ハラカドの地下に“銭湯を中心とした街”が誕生!「小杉湯原宿」へ行ってみた【東原妙子の ととのい道】
原宿に誕生した複合施設「ハラカド」。中でも、“都心のど真ん中の銭湯”ということで、オープン前から注目を集めていたのが、地下にある銭湯「小杉湯原宿」です。”ととのい”好きなエディター・uncrave WHITEディレクターの東原妙子さんが早速行ってみたところ、いい意味で予想を裏切る今までにない銭湯体験だった⁉ 【東原妙子の ととのい道】おすすめ温泉、サウナ、ホテル
地下に“銭湯を中心とした街”「チカイチ」が誕生
今回訪れたのは原宿・表参道エリアのど真ん中! 神宮前交差点に4月にオープンして話題の「ハラカド」は、地上9階建てのガラス張りのビルの中に75の店舗が入った複合施設です。時代の最先端として情報発信をしてきたこのエリアで、挑戦的な熱い思いを持ったショップが集結し、クリエイターの支援・育成や、“クリエイティブの聖地化”を目指しているのだそう。 その中でも、オープン前から大注目だったのが、地下1階の銭湯「小杉湯原宿」です。
小杉湯は、昭和8年創業、高円寺で91年続く老舗銭湯。 2店舗目として「ハラカド」の地下1階に「小杉湯原宿」をオープンし、フロア全体のプロデュースも小杉湯が担当しています。 地下1階なので、その名も「チカイチ」。うむ、ワカリヤスイネ。 “銭湯を中心とした街”に見立てて作られたこの場所には、銭湯の他にも、色々なジャンルのブースがあって、それぞれのコンセプトにちなんだ漢字一文字が看板として掲げられています。
まずは、「快」。こちらは、ロッカー付きのランニングステーションとストレッチスペース。 代々木公園から近こともあり、この日も走ったあとの爽快なひとっ風呂を目当てに来ているランナーの方が何人もいらっしゃいました。アンダーアーマーのウェアやシューズのレンタルもできるそう。 隣の「誌」ブースは、雑誌の図書館。 畳でゴロゴロしながら読書をしたり、ビールを飲んだり、仕事をしたりしている人もいて、皆さん思い思い自由な時間を過ごしていました。
昔ながらの“街の銭湯”スタイルが楽しい
さて、いよいよ銭湯へ。まずは番台にて受付を済ませます。 入浴料は、なんと大人520円(中人200円、小人100円)! スーパー銭湯と同じように自由価格が認められているのですが、目指すのは地元の人が毎日通える“街の銭湯”ということで、あえて東京都の入浴料金と同じ価格に設定しているのだそう。 下駄箱に靴を入れ、のれんをくぐって中に入ると、そこはすぐ脱衣所と浴場というシンプルさが潔い。 高円寺の「小杉湯」とほとんど変わらない作りになっているという浴場は、白を基調にした明るいスペース。 通常、温浴施設では湯垢が目立たないよう色がついた床や壁にするところが多いそうですが、「小杉湯」では営業時間前の4時間と終了後の2時間かけて清掃をし、このクリーンな白を保っているそう。 並々ならぬ“銭湯愛”、伝わります…!