ゴルフシューズ替え時の疑問! プロは1カ月らしいけど… アマチュアはどのくらいの頻度で買い替えるべき?
定期的に交換しないとスイングが乱れてしまう恐れも
ゴルフ場では「外から持ち込まれた病害で芝が弱るのを防ぐ」という理由に加え、「傾斜や濡れている場所での転倒を防ぐ」「スイングを安定させる」といったプレー上の理由から、専用のゴルフシューズを履くことが求められます。 【写真】ヨコぶれなしで確かなグリップ力! これがフットジョイ新作スパイクレス「ProLite」のカラバリです
しかし毎日履くものでもないため、いつになったら新しいものに交換したらいいか、分からないという人も多いかもしれません。ゴルフシューズはどのくらいの頻度で替えるべきなのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は以下のように話します。 「ラウンドの頻度や使用している環境によっても異なりますが、アマチュアやビギナーであれば、2年に1回のペースで交換するといいと思います」 「ごくまれに何年も同じシューズを履き続けている人を見かけますが、型崩れが激しくなるとスイングでボディターンをした際に体の回転軸がブレたり、飛距離や方向性が低下してしまう可能性があります」 「ゴルフシューズは日常生活ではあまりない動きが負荷としてのしかかり、常にダメージを受けているので、定期的に交換すれば安定したスイングを維持できます」 ちなみにトーナメントに頻繁に出場するプロともなると、1カ月もたてば新しいものに履き替えるのが一般的だそうです。 同じシューズをずっと履き続けていると、ソフトスパイクの鋲(びょう)が抜け落ちるリスクも増加します。鋲が脱落した状態を放置すると、鋲を留めておくための「ネジ山」が削れていき、機能を失ってしまいます。
ゴルフシューズを長持ちさせるには?
では、ゴルフシューズは普段どのようにメンテナンスすれば長持ちさせることができるのでしょうか。関氏は以下のように話します。 「ラウンド中は足から出た汗や地面の水分、雨が降っていた場合は雨粒もついて、表面の生地に吸収されやすくなります。水分を過剰に含むと型崩れの原因になるので、使用しない間はシューキーパーを入れて保管するのが無難です。シューキーパーの中にはゴルフシューズの形に合わせたタイプも売られているため、できれば専用のものを使うとなおいいでしょう」 「水分が中まで染み込んでいることもあるので、湿気がこもらないように丸めた新聞紙などを入れるのも効果的です。表面が天然皮革で作られているシューズは、乾燥防止でクリームを塗るのを忘れないようにしましょう」 「合成皮革はタオルで水拭きすれば大抵の汚れは落ちますが、あまり落ちないときはクリーナーをつけて拭きとるときれいになります。最後は風通しの良い場所で陰干しすることが大切です」 またゴルフシューズに関して多い疑問として、「練習場へはゴルフシューズを履いていくべきか、普通の靴でもいいのか」というものがあります。関氏によると、「ゴルフシューズは柔らかい芝の上でスイングするのを前提として作られているため、練習場の硬いゴムマットの上で打つと高さが変わり、感覚が狂ってしまう恐れがある」とのことです。 メンテナンスの観点から見ても、ソフトスパイクの鋲にかかるグリップ力が強すぎて、緩んだり壊れたりしやすくなることから避けるべきであり、練習場に行く際は通常のスニーカーを履いて行った方が安心です。 普段使いの靴を丁寧にメンテナンスする人は、そこまで多くはないかもしれません。しかしゴルフシューズの性能はパフォーマンスに直結します。ラウンドが終わったら、しっかり手入れしてあげるのがいいでしょう。
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