【注目2歳馬】Constitution産駒シンビリーブが5馬身差V ハイペースでもラストは加速しながら余裕十分の走り
後方2番手から伸びてハナ差制する
最後に4日の新潟3R、芝1800mの新馬戦を勝利したジェゼロについても触れておきたい。 父サートゥルナーリア、母ラルケットという良血。2022年セレクトセールにて3億3,000万円で落札、それも数々のビッグレースを勝利しているオーナーの金子真人ホールディングスのなかでも最高落札額だった。デビュー前の追い切りでもフットワークの良さが目立っており注目度は高かったと言える。 五分のスタートを切り、1000m通過1:04.6と超スローペースで流れるなか、後方2番手を追走。直線で外からジワジワと追い上げを図るが、3番手から運んでいたスカイタワーもしぶとく粘り、ゴール前は接戦となった。結果ハナ差の辛勝だった。 勝ちタイム1:50.9、ラスト11.0-11.3と数字面ではインパクトのある勝ち方ではなかったが、後方から追い込んで接戦をモノにできたことは今後に向けても大きい。まだまだ未完成という印象も受けただけに、次走はどのような進化をみせてくれるのか楽しみにしたい。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸