木星の巨大な嵐「大赤斑」。短い周期で大きさや形が変動している
大赤斑のメカニズムを理解したい
大赤斑は地球のハリケーンとは異なり、反時計回りに回転していて高気圧性です。とはいえそのメカニズムを理解すれば、より広い宇宙の文脈の中で地上のハリケーンだけでなく、他の惑星の気象学への理解を深めることにも役立ちそうです。 最新の観測によって、大赤斑は日ごとにたくさんの変化があると判明しました。 「大赤斑は加速と減速をしながら、北と南にある激しいジェット気流を押しています」 「これは中の具が多すぎてパンがはち切れんばかりのサンドイッチに似ています」 と、カリフォルニア大学バークレー校の研究員で論文の共著者Mike Wong氏は、リリースにて述べています。 大赤斑は1664年に発見されたものの、科学者たちは現時点では説明できていない、謎に満ちた奇妙な振る舞いに未だに驚かされています。幸運にもハッブルが目を光らせ続けてくれているので、今回判明した変動をはじめ、大赤斑について解明されていくことでしょう。 Source: The Planetary Science Journal, Hubble Space Telescope,
たもり