ふるさと納税、現地で決済 その場で返礼品のクーポン、特産品購入へ 鳥取県日野町が「ふるまちPay」導入
鳥取県日野町が現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」を導入した。QRコードを読み取りその場で納税すると、返礼品として現地で特産品を購入できるデジタルクーポンが付与されるシステム。納税を増やし、特産品も知ってもらい魅力をPRする。 【高額の返礼品】鬼太郎マンホールを自宅で 境港市の返礼品が人気
QRコードは同町根雨の複合施設、金持テラスひの内にある「まめなか屋」に設置。QRコードを読み取り寄付額や個人情報を登録し、クレジットカードで決済するとその場でクーポンを受け取ることができる。 寄付額は5千円(クーポン付与額1500円)▽1万円(3千円)▽1万5千円(4500円)▽2万円(6千円)-の4通り。まめなか屋にはクーポンで購入できる米や調味料、製鉄品など町の特産品を集めたコーナーを設置している。クーポンの有効期限は寄付日から1カ月となる。 町はこれまでJR伯備線根雨駅の一日駅長体験など体験型の返礼品を企画。返礼品の幅を広げようと導入を決めた。町へのふるさと納税は2023年度4200万円でここ数年増加傾向にあるという。 町は今後、納税者の反応などを見てQRコードの設置場所の追加を検討するという。町企画政策課の神崎猛課長は「町にふらっと訪れて納税できる使いやすいシステム。町に足を運んで魅力を知ってもらい、有意義な時間を過ごしてほしい」と話した。