【阪神】「一軍でも3割近く打てる」高木豊氏が虎20歳捕手・中川勇斗の来季ブレークに太鼓判
プロ野球OBの高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで「NEXTブレイク野手編」を特集し、来季の飛躍に期待がかかる12球団の若手を選手をピックアップ。阪神からは、今秋から外野へのコンバートに挑戦中の中川勇斗捕手(20)が選ばれた。 中川は今季、ファーム70試合に出場し、打率3割2分1厘のハイアベレージをマーク。持ち味の打力を生かすため、シーズン終了後に行われた秋季安芸キャンプでは、将来的なコンバートを視野に入れ、外野守備にも挑戦していた。 高木氏は「バッティングはいいよ。一軍でも3割近い数字を残せそうなバッティングをしている」と中川の打撃センスを称賛。梅野&坂本の両捕手が健在なチーム事情を踏まえた上で「キャッチャーとしては、梅ちゃんと坂本を抜けるかというと…。バッティングなら抜けるかも分からないけど、それを待っていたら年をとっちゃう。ならばバッティングに専念させたらすごいと思う」との見解を示した。 とはいえ虎の外野も近本、森下、前川と実力ある選手3人が、レギュラーの座をガッチリとつかんでいる状況。それでも高木氏は「『えっ、こんなに打つの』って選手を使わない手はない」とした上で「(本来ならば)キャッチャーとしての能力を磨くべき、鍛えるべきと思う中、(競争の激しい)外野にわざわざもっていくというのは、それだけバッティングがいいということ」と中川の外野コンバートを進行させる虎首脳陣の真意と期待値を分析した。
東スポWEB