高木豊さん、「マー君に言っておくけど」巨人入り決定的な田中将大に注文「老いてもいいから…」野球界の先輩からエール
大洋(現DeNA)、日本ハムでプレーした野球評論家の高木豊さんが16日、自身のYouTubeチャンネルに新規投稿。楽天を自由契約となり、巨人入りが決定的となった田中将大投手にエールを送った。 ◆里田まい、田中将大に”家族ショット”の熱烈エール【写真複数】 報道を受けて「とりあえず、おめでとうございました」と祝福した高木さんは「200勝を達成できる場をもうけてくれたということ。これは田中マー君にとっても大きなことだと思う。この契約を聞いて力が湧いたんじゃないか」とし、「マー君はお金じゃないと思う。必要とされるか、されないかなんだと思う。そういう意味では、いい球団に手を差し伸べてもらった。巨人がプロ野球界の盟主といわれるように何とかしてあげようという気骨のある決断をしたんじゃないかな」と歓迎した。 巨人入りが実現すれば、小学生のときにチームメートだった坂本勇人内野手と再び同じチームでプレーすることになる。 「坂本も厳しい巨人軍で育ってきてるし、ずっと注目も浴びながら来ているし。(田中は)新たに巨人を知るわけだけど、これも人生にとってすごくいい勉強になると思う。そういう価値を見てほしい」といい、「縁が深いんだろうね。腐れ縁ってよく言うけど、回り回って最後は同じチームでやるっていう。マー君が投げて、坂本が打って200勝したといったら漫画とかドラマの世界になる」と心待ちにした。 最後は「マー君に言っておくけど」とした上で、「老いてもいいの。老いていいと思うんだよ。マー君の生き様、5回しか投げられないけど、そこを全力で投げるとか、そういうことを見たいね。昔のマー君は見てきたし、老いていきながらでもどういうふうな術、ピッチングを見せてくれるのか、それを楽しみにしている。成績うんぬんよりもチームにとっての存在感だとか、若手にとっての威厳だとか、そういうことをチーム内に示してほしい」と要望した。
中日スポーツ