50代、松本明子さんの「ケチ」を楽しむ節約家事。着古したセーターが食器洗いに大活躍
●飲み終わったティーバックを入れておく容器も再利用したものです
スポンジの買い替えを先延ばしにできるのと、1回に使う洗剤と水の量が節約できる。それも捨てるはずだったものなのに…。LOVEティーバッグですよ。 調べてみたところ、脱臭効果もあるみたいなので魚焼きグリルの油汚れにも最適らしいです。油でベトベトになったあとの掃除が大変だったので、すごくうれしい情報でした。気をつけることとしては、ティーバッグによっては強くこすると破れやすいようなので、あまり力を入れないことぐらいです。その手軽さも魅力的なんですよ。私の大好きな“ムリをしなくていい!”ですから。 これを知ってからは、ティーバッグを使ってくれるのがひそかな楽しみに。夫が撮影で家にいないときは「お義母さんの分しかたまらない…」と残念に思ってしまうほど、ティーバッグに恋する日々が始まってしまいました。 わが家では、飲み終わったティーバッグは菌が繁殖しないように軽く乾かしてからお決まりのケースに入れて台所の目につくところに置いています。元はなにかが入っていた透明の入れものを再利用していますが、これに入れているとそれなりのインテリアになるから不思議(笑)。まさか出がらしが詰まっているなんて思いもしないはず。 見た目も実力も兼ね備えた紅茶のティーバッグの“第2の人生”。その姿は本当に頼もしいです。
着古したセーターをほどいてアクリルたわしを自作
じつは私、数年前までかなりの便秘で、トイレに2時間以上いるなんて当たり前、ひどいときには5~6時間こもったこともあるくらい苦しんでいました。 そんなときにトイレでしていたのは編み物。手元を動かすだけなので、トイレという個室での時間つぶしとして最適でした。ただその後、専門家の先生にお話を聞くと、トイレにこもることは下半身が冷えて、便秘にもよくないとのことで、もうトイレでは編んでいませんが…。 当時はマフラーやブランケット、それからアクリルたわしもつくっていました。
●タンスの肥やしになっているセーターが「使える」
アクリルたわしとの出合いは、息子がケガをして通っていた近所の形成外科。待合室で待っているといろんな方と出会うのですが、そうした方々とちょっとした世間話をさせていただくのも楽しいものです。ある時、隣に座ったおばあさんが「最近、アクリルたわしをつくるのに凝っているの」と教えてくれたのがきっかけでした。 アクリルたわしはアクリル毛糸で編んだたわしのことで、食器やシンクなどを掃除するときに使えます。アクリル毛糸とには油を吸収する性質があるので、少量の洗剤で汚れも落ちるんです。エコなアイテムとしても人気です。 原料のアクリル毛糸は100円ショップでも売っていますが、私の頭には、着古してタンスの肥やしになっているセーターやニットが浮かびました。「それらをほどいて使えば、買わなくてもすむ」と思いついたんです。 昔、祖母が着なくなったセーターをほどいて毛糸にしていたのを見よう見まねでやっていますが、意外と楽しい。細すぎる糸だとほどきづらいですが、ざっくりセーターだと簡単。もちろんアクリル100%がいいと思いますが、そこはあまり気にせず使っています。まぁ私のいい加減なところなんです(笑)。