冬のボーナス「平均66万5000円」だが天引きされる重い税と保険料…納得派は57.1%
2023年の冬のボーナスが各企業で支払われました。 調査結果より、ボーナス支給額や満足度、消費行動に関する調査結果を紹介します。 【円グラフでみる】2023年冬のボーナス、平均は66万5000円だが納得派はどれくらい? また、後半ではボーナスから控除される税金や社会保険料の考え方についてもまとめました。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「2023年 冬ボーナス実態調査」に基づくボーナス支給額や満足度
株式会社ライボの調査による、冬のボーナスの調査結果を紹介します。 なお、対象はJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者で職に就いている20歳~50歳代の男女です。 まず、全体の67.9%がボーナスの支給が「あり」と答えております。同水準は過去5年で最も高水準でした。 なお、前年は62.1%でした。 支給額については平均値が66万5000円、中央値が55万円と言う結果に。こちらも平均値については過去5年で最も高く、昨年からは約2万5000円増加しています。 賃上げの動きも散見される中、近年としてはボーナスを多く支給した方が多い実態がうかがえます。 一方で、納得度をみてみると「とても納得できる~どちらかといえば納得できる」の割合は57.1%となりました。 過半数が納得しているものの、4割超はさらに高いボーナスを求めている状況です。
消費行動やボーナスの使い道は?
ボーナスの支給額は増えた方が多くても、最近の物価高騰を背景に消費には慎重な人が多く見られます。 アンケートによると、全体の約66%が消費に対して消極的になったと答えています。 主なボーナスの使い道をみると、47.9%の方が「預貯金」を選んでいます。 ついで「投資」が22.0%、買い物が3番手で、19.4%となっています。(複数回答可の項目) 消費活動に消極的とあって、資産を残す・増やすためにボーナスを残しておこうと考えている方が多いようです。ちなみに、貯金予定額では平均値が40万円、中央値が30万円でした。