「広陵-東海大相模戦みどころ」広陵の先発に注目!東海大相模の左打者対策は?【大会10日目第1試合】
第106回全国高校野球選手権大会10日目となる16日の第1試合では、広陵(広島)と東海大相模(神奈川)の対戦となった。甲子園では常連の強豪2チームが、ベスト8入り一番乗りをかけて、どんな戦いを見せてくれるのか。甲子園で両校が対戦するのは、春夏通じて初めてとなる。 【トーナメント表】夏の甲子園 大会8日目までの結果一覧 広陵の中井監督の決断に注目する。初戦で1失点完投した髙尾 響投手(3年)を再び先発させるのか、それとも別の投手を先発させるのか。 東海大相模の打線は1回戦のスタメン中、左打者が5人。特に3番・中村 龍之介外野手と4番・金本 貫汰内野手の2年生コンビは、相手投手からすれば脅威で、1回戦では中村が2安打、金本は3安打した。大会第1号を放った8番・柴田 元気内野手(2年)も左打者。1回戦でマルチ安打をマークした3人はいずれも左打者と、左打者が鍵を握っている。 広陵にはこの春、急成長している左腕の山口 大樹投手(3年)がいる。左の強打者が多い東海大相模打線を封じるために、左腕の山口を選ぶのか、エース右腕の髙尾に託すのか。 東海大相模の投手陣は強力で、多くの得点を見込むことはできない。当然、継投も考えられるが、先発を誰にするのかは試合の勝敗を大きく左右することになるかもしれない。 広陵は中村 奨成捕手(現・広島)を擁して準優勝した2017年以来、7年ぶりの8強、東海大相模は小笠原 慎之介投手(現・中日)を擁して優勝した2015年以来、9年ぶりとなる8強をかけることになる。