「悪くない代表期間だった」 主将の遠藤航がサッカー日本代表の1年を総括「オプションを持てるチームになってきた」
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終(3次)予選の第6節で中国代表と対戦し、3-1で勝利を収めた。この試合でセカンドボールの回収や中盤でのボール奪取で勝利に貢献したキャプテンの遠藤航が、完全アウェイでの一戦を振り返りつつ、2024年の代表活動を総括した。 【最新順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 W杯出場に王手を掛けることに成功したこの試合。終わってみれば3ゴールを奪ったものの、前半は攻めあぐねた。そのことについて問われた遠藤は「別にそんなに入りは悪くなかった」と切り出し「球際を激しく来てたところはあったし、そんなに簡単じゃないなというような印象で、最後崩せないからから、ちょっとよくないなみたいなのもなかった。そんなもんだと思いながら、後半もそれを続けることが大事だと思っていた」と前半の戦いぶりについて語った。 そして「セットプレーで違いが作れたってことが全てだと思う。準備していた形というか、サッカーにおいてセットプレーっていうのは、攻守においてすごく大事な部分ではあるし、そこでしっかり差をつけられた」と、流れの中でなかなか攻撃の糸口を見い出せなかった中、CKで2ゴールを奪えたことへの手応えを口にした。 今回の一戦が年内最後の代表戦だったこともあり、2024年の代表活動を振り返った31歳のMFは、「チームとしては、いろんな3枚(3バック)を最近やってきたが、4枚(4バック)も含めて、いろんなやり方で勝ちを積み重ねて、オプション持てるチームになってきてる」とチームとしての成長を実感していることを明かした。 続けて「もっといろいろなチャレンジができると個人的には思っている。でもやっぱり、最終予選では勝たなきゃいけない、結果が求められるもところではあるし、しっかり結果を出しながら、次は勝てば決まるんで、まずしっかりホームで最後決めて、さらに自分たちのオプションってのを増やせればいいと思うし、今年に関して言えば、悪くない代表期間だった」と振り返っている。 (取材:元川 悦子【中国】 文・構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部