【広島】36歳秋山翔吾が「クソうれしい一日」今季初1番で2安打1打点1盗塁 2年連続の誕生日お立ち台
◆JERAセ・リーグ 広島11―2DeNA(16日・マツダスタジアム) 広島・秋山が2年連続で誕生日にお立ち台に立った。西武時代の15年に始めたひとり親家庭の支援活動で、13組30人を招待した一戦。36歳の誕生日に今季初の1番に座り、猛打賞の昨年バースデーに続く2安打1打点、1盗塁の活躍だ。「チームも勝って、僕としても少し仕事ができて、クソうれしい一日になりました」と喜んだ。 直近の先発6戦で11三振と極度の不振だったが、新井監督は「今日は決めていた」と1番で送り出した。「彼は経験もあるし、いろんな状況だったり、いろんなことを考えられる選手」と指揮官。バースデーソングが終わらない間に打席に立った初回は7球粘って四球を選ぶなど、期待通りにリードオフマンの役割を全うした。12球団ワーストの1試合平均2・21得点の貧打にあえいでいた打線を、今季初となる2けた11得点の爆発へと誘発した。 ベテランが火を付けた打線は終盤に若手も躍動。代打の宇草と石原もそれぞれ2年ぶりの安打と3年ぶりの本塁打を放ち、途中出場の2年目・久保はプロ初安打とお祭り状態だ。最高の形で3連敗を止め、最下位から脱出。まだ借金は3つ残るが、巻き返しへと勢いづいた。(畑中 祐司)
報知新聞社