「言葉は少ないながらも…」

長谷川の印象について話してくれたニールセン監督。写真：福富倖希

　2024年12月18日、なでしこジャパンの監督就任会見が開催された。 　池田太氏の後任は、デンマーク人のニルス・ニールセン氏（53歳）。2018年から22年までスイス女子代表監督、23年から24年までマンチェスター・シティの女子テクニカルダイレクターを務めた実績がある。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショット 　日本サッカー協会の宮本恒靖会長と同協会の佐々木則夫・女子委員長とともに臨んだ会見でニールセン監督はなでしこジャパンの印象を「テクニックもスピードもあると回答。再び世界一になるためには「達成したい気持ちが必要。チームとしてもスタッフとしても自信を持つスタンスが重要」と話していた。 　 　また、マンチェスター・Cで関わった長谷川唯については以下のようにコメントしている。 「アイ・ライク・唯。クラブで契約更新に関わりましたが、彼女はまず人格が素晴らしくて、言葉は少ないながらもピッチで存在感を示します。ハードなタックルはしませんが、今季のイングランド・スーパーリーグでのボール奪取率が１位でした。（マンチェスター・Cのテクニカルダイレクターを辞めてから）彼女と一緒に仕事をしたいと考えていました」 　ニールセン監督のポリシーは「集団の中で互いに信頼関係を築けるかが成功への鍵。ハードワークが必要で、それぞれの持ち場で最大の努力をすること」。新生なでしこジャパンでもチームの中心になるのは惜しみないハードワークで攻守に関わる長谷川なのかもしれない。 取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）