【阪神】高橋遥人、左手首手術後の初キャッチボール「より成長」目指すのは復帰ではなく進化
阪神高橋遥人投手(29)が進化へ向けて大きな1歩を踏み出した。11日、鳴尾浜での自主トレーニングで、11月8日に受けた「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」からはじめてキャッチボールを再開した。約15メートルほどの距離で、患部である手首の感触を確認。「手首自体に痛みはなかった。しばらくは違和感なく投げられるようにって感じですかね」と経過は順調だ。 目指すのは復帰ではなく進化だ。今季は1軍復帰した8月から無傷の4連勝と、圧倒的な投球で他球団をねじ伏せた。それを超える姿を見せるため、左腕は進化を続ける。「ケガが治るのを待つだけじゃなくて、より成長できるようにオフを過ごしたいです」。 今オフは「筋力&走力アップ」をテーマに掲げる。特に走力の部分は、自らSNSなどを駆使して、参考になりそうなトレーニングの情報を集めている。ブルペン入りの時期については状態をみながらになるが、「走るスピードを上げたい。投げることも必要だけど、やっぱり速く走るっていうのは大事なんじゃないかなと最近思っています」。進化した姿を目指して、歩みを進める。【山崎健太】