【「話が通じない」はなぜ起きる?】“話が通じないキャラ”を攻略する7つの鉄則を大公開!
【鉄則6】答えなきゃいけない環境に追い込む
「話をすり替える人は、責任を背負いたくないため決断を避けがち。その人のOKを待っていて仕事が滞ってしまうと、自分のミスになりかねません。自分ひとりで対処できる問題ではないので、さらに上の立場の人にSOSを出して介入してもらいましょう。質問に対して質問で返されたら、意見を伝えて、相手が決断するまで沈黙を決め込む。逃げられない状況をつくるのがポイント」
【鉄則7】意思決定者を先に説得しておく
「どんな仕事にも意思決定者がいて、その人以外は、ただのチームメンバーにすぎません。全員を納得させるのは無理ですし、そもそも意味がない。話が通じない人と意見が食い違い、らちが明かないときは、意思決定者に決断を求めてください。自己主張したがる人ほど権力者に弱いので、上司の意見はすんなり受け入れます」
人の性格を変えるのは不可能。スキルを学んで攻略すべし!
◇安達裕哉さん 筑波大学大学院修了後、Deloitteにて12年間コンサルティングに従事。現在は生成AI開発・コンサルティングを行う「ワークワンダース」CEO。著書に『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』(日本実業出版社)など。 「残念ながら、話が通じない人の性格を変えることは非常に難しい。なのでうまく攻略することを考えたほうがストレスになりません。5タイプそれぞれに異なる特徴がありますが、共通しているのが自分本位であること。もしも相手が意思決定をする立場にあり、仕事を進めるにはその人を説得しなくてはならない場合、最も効果的なのは“要望にこたえること”です。相手の話をきちんと聞き、何を求めているのか理解した上で、少しずつ自分の意見を差し込んでいくのが賢明。話が通じない人には否定や批判を受け入れるキャパはないので、戦っても勝ち目はありません。これを踏まえて7つの攻略法を身につければ、仕事の効率は格段に上がるはずです」 イラスト/オザキエミ 取材・原文/中西彩乃 ※BAILA2024年12月号掲載