社交辞令で褒めるとき、例えばゴルフがヘタな上司に「すごいですね!」はNG。気分をよくさせる、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
ゴルフがヘタな上司を、気分よくさせる方法
上司が最近ゴルフを始めたらしくてスコアを自慢してきた。昔からやっている自分からすればたいしたことないスコアだが、うまいこと褒めないといけないし、へんな言い方をするわけにもいかないので意外と難しい……。年上に対してうまいこと褒める言い方はないか?
社交辞令で褒めるシーンには、2種類のパターンがある
人を褒めたほうがいいときってありますよね。部下のやる気を出させたいので褒めることもあれば、上司に花を持たせるために社交辞令で褒めなきゃいけないことも。 前者はよくあるパターンなのですが、面倒くさいのは後者のほう。年配であればあるほど経験を積んでいるので、「すごいですね」とか適当に返したり、へんに誇張して褒めると、へそを曲げて嫌みを言ってきたりする人もいます。正直、面倒くさいですよね。 そういうときには、2種類のパターンがあります。 「言ってほしいことが決まっている場合」と「褒め方を工夫しないといけない場合」です。 まず、前者の場合。例えば「海外旅行でスキューバダイビングにいったよ」といった自慢話ですが、こういうパターンは特に気を使った褒め方をしなくても、相手の言ったことを普通に褒めていれば相手も満足するし、コミュニケーションが成立します。 強いてポイントを挙げるなら、褒めるときに具体的なことを加えることです。例えば、「すごいっすねー」の後に、「自分も行ってみたいです」とつけたり、「富士山に登ったんだよね」と言われたら「僕も頂上から景色を見てみたいですねー」と言うとか。ゴルフのスコア自慢とかも「上達早いですね!」とかで十分です。誰と比べてどうこうではなく褒めればいいだけなので、上達が早いという点を褒めればいいと思います。