森香澄がベッドシーンに挑戦。刺激劇な表現のウラで何を感じた?
あざとい=セルフプロデュースができる人
――「あざとい」という言葉自体も、かつては同性からネガティブな意味でつかわれることが多かったかと思いますが、いまは誉め言葉になっている気がします。そこは感じますか? 森:そうですね。昔だったら男性に媚びているイメージだったと思うんですけど、いまはどちらかというと、あざといイコール、セルフプロデュースのできる人と捉えてくれる人が多い気がします。実際、「どうやってセルフプロデュースしてるんですか? どう自己分析してるんですか?」と聞かれます。 ――ちなみに現在のご自身を自己分析すると? 森:自分が発言するとき、“目を引く文言だけれど、ちゃんと考えると誰も傷つけてはいない言い回しになっているかどうか”といった線引きは、結構気を付けています。 だから言葉選びは常にしていますね。そこはアナウンサー時代に培(つちかわ)われたものかもしれません。 予想外に炎上することもありますが、それも誰も傷つけていなければ、話題になってくれればいいかと、割とポジティブに考えられます。
せっかくなら、「楽しい」と思ってもらいたい
――森さんはサービス精神も強いのかなと、もともとですか? 森:サービス精神というより、その場にいる人が楽しければいいなと思うタイプです。番組においては視聴者ですし、イベントだったらお客さん。 せっかく見てもらうなら、「楽しい、面白い」と思ってもらえるようにしたいという思いは常にありますね。そのためには、若干、自分を削るときもあるかもしれませんが、基本は自然体にしています。 ――ありがとうございます。最後に配信中の『情事と事情』へ改めてひと言お願いします。 森:それぞれ自分を貫いて生きているキャラクターたちなので、観る人によって、共感ポイントが全然違うんじゃないかなと思います。まず一度楽しんでいただいて、そこから自分自身の状況が変化してからまた観ると、感じ方がまた変わるような、何度も楽しめる作品かなと思います。 <取材・文・撮影/望月ふみ> ©NTT DOCOMO, INC. Leminoオリジナルドラマ『情事と事情』は12月5日(木)より毎週木曜0時(全8話)独占配信中。※第1、2話無料配信 【望月ふみ】 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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