森香澄がベッドシーンに挑戦。刺激劇な表現のウラで何を感じた?
愛は「求めなくてもくれる人」がいい
――さまざまな“愛”に絡むエピソードや、登場人物たちの葛藤が描かれていきます。森さん自身は“愛”と言われて、どんなことが浮かびますか?「私はこう求めたい」とか。 森:あまり人に求めないかもしれません。というか、基本恋愛においては“求めなくてもくれる人”が好きです。私も求められる前に愛を与えたいと思いますし。 それに恋愛はもちろん、友達や家族でも、求められるということは、足りてないということ。どちらかが求める前に足りていて、飽和しているくらいがいいかなと思います。
局アナ時代がんばったSNSは今も自分の大きな財産
――なるほど。それはなかなかハードルが高い意見かもしれません。ところで、先日発表された「Yahoo!検索大賞2024」のスペシャル部門で1位に選ばれたことからもわかりますが、今年は特に大活躍でした。 森:ありがとうございます。 ――そんな森さん自身のお話も伺わせてください。局のアナウンサー時代、SNSに自撮りをあげていて、社内の一部の人に「番宣に関係あるのか?」とツッコミが入ったとか。それでも「この衣装を見て気になってくれた人は番組を見てくれます」と切り返したそうですが、現在、会社で自分を貫けなかったり、仕事で自分のキャラを模索している人にアドバイスをもらえませんか? 森:私も会社にいたときは、アナウンサーの仕事という面で、やりたいと言ったことでも「ほかの人のほうが向いている」と言われたり、スケジュールが合わなかったりで、必ずしもできなかったりしました。それも自分の努力ではどうしようもないところがあるので、モヤモヤしていました。 そんなときSNSは自分で頑張れるフィールドだと感じて、やっていった結果、今にもつながっています。SNSは今も自分の大きな財産です。 ただ、当時、アナウンサーの仕事をおろそかにはしていません。会社を辞める時点でレギュラーが7本あったので、レギュラーとそれ以外の番組、番組以外の会社員としての仕事をやった上でSNSもやっていました。