【漫画】今や登山に不可欠のスマホ。電波が届かないと不安を覚えるまでに…いずれ「山頂へウーバーイーツ」なんて時代がくるのかも
『レジャー白書2022』によれば、登山の参加人口は440万人(21年度)。一時のブームから落ち着きを見せたとは言え、今もたいへん多くの方が楽しんでいます。一方、登山を通じて遭遇した出来事や気づいたこと、”あるある”などをブログで発信し、人気を博しているのが主婦のたまごさん。今回のテーマは「登山とスマホ」です。 【最終コマ】今や「こんなにスマホ頼りでいいのかな…」という不安も(笑 * * * * * * * ◆携帯電話からスマートフォンに 10年ほど前の話です。 当時は「山に入ったら電波が通じないから、バッテリーを保つため、下山まで携帯電話の電源はオフに」というのが当たり前でした。 しかし、携帯電話がスマートフォンへと変わった現代。 私ももちろんですが、写真撮影・連絡手段・GPS・天気予報を始めとする現地の情報収集のため、むしろスマホはフル活用。 登山中も電源を入れっぱなし、というのが当たり前になりました。
◆かつては無線やラジオだった 特にリアルタイムで変わる天候は、登山計画に大きな影響を与えるもの。 山の中にいるからこそ、最新の情報が欲しい。 思い返せば、かつての登山において、現地で最新の情報を収集する手段は無線やラジオだったのかもしれません。 かくいう私も15年ほど前にアマチュア無線免許を取得しましたが、スマートフォンを活用するようになった今、無線を山で使うことはすっかりなくなりました。
◆電波の届かない不安を解消するには… ただし、今でも山中には電波が届かない場所もしばしば。 そして今ではそういったエリアが続くと、むしろ不安を覚えるようになってしまいました。 そんな不安を解消するには、昔ながらの地図とコンパスが役立ちます。 私は今も必ず「ガイド地図」と「2万5千分の1地形図」 、それと「コンパス」を持って登山に行きます…などと「万全の私!」をアピールしましたが、現地で読図をするのはなかなか難しい。いざ地図を開いてみても「ドッチがドッチ?」な状態になりがちです。
◆すっかり登山はスマホ頼り なので、時間に余裕がある時の登山などで、地図とコンパスでの読図を試しつつ、正解をスマホの地図アプリで確認するなど、練習を重ねています。 それはそうとはいえ、今やすっかり登山はスマホ頼りなのも事実。 10年後にはいったいどうなっているでしょうか? 登山中に実況中継の動画配信をするのが当たり前になったり、山頂からウーバーイーツを注文して、ドローンで配達してもらう時代に…。 なんてことはないか。さすがに。
たまご
【関連記事】
- 【漫画】流行中の軽量装備「UL」。あれもこれも減らせない私に残ったのは…軽量化するほどキラキラ登山から離れていくのは私だけでしょうか
- ヤマザキマリ「なぜ外国人旅行客はTシャツ短パン姿なのか」と問われ、あるイタリア人教師を思い出す。観光客ばかりナンパする彼が言っていた「愚痴」とは
- 【漫画】登山の必須アイテムになった「熊鈴」。しかし電車や駅など「絶対に熊が出ない場所」にまで鈴の音は鳴り響き…
- 【漫画】運動する人ほど陥りがちな「自分は同世代よりも若い!」問題。でも階段に手こずり口から出るのは「アレ」「あの」ばかり…。自分で自分の衰えを把握するのは難しい
- 【漫画】今年を振り返っての感想は「もっと山に登りたかった!」。でもその感想、実は毎年同じで…