FAソト争奪戦はレッドソックス優勢か 殿堂入りオルティス氏「楽観視している」
FA去就が注目されるフアン・ソト(26)の争奪戦が激化する中、レッドソックスの殿堂入りレジェンド〝ビッグ・パピ〟ことデビッド・オルティス氏(48)が旗振り役としてソト獲得の先頭に立っている。ソトをめぐってはメッツ、ヤンキース、ブルージェイズ、フィリーズ、ドジャースなどが参戦し、6億ドル(約928億円)とも見られる破格条件での攻防となっている。 レッドソックスはドミニカ共和国出身のソトが少年期にファンだったオルティス氏、ペドロ・マルティネス氏、マニー・ラミレス氏がご意見番OBとして君臨。代理人のスコット・ボラス氏との交渉にもビデオで勧誘したばかりか、マルティネス氏は資金の足しに「私が貯めたお金も出さないといけない」と私財投入まで示唆している。 メッツの札束攻勢の前に劣勢は否めないとはいえ、オルティス氏は「ファンが試合に来て満足できるような選手を起用する必要がある。再び優位に立ち、観客が満員だった昔に戻らなければならない。それには資金を投入するしかない。彼を中止にビジネスを組み立て、彼のような選手を獲得するためにどんなことでもしなければならない。アプローチに楽観視しているよ」と鼻息荒くマスライブ「フェンウェイ・ランダウン」でまくしたてた。 今後の交渉に自ら出向く構えで「私がさらに彼と話をし、レッドソックスの一員になれるように何でもする。我々がいかに素晴らしい組織であるか、私がレッドソックスでプレーした人生経験を知ってもらいたい。彼は長い歴史を持つボストンでプレーすることになる。故郷でプレーしているような感じるだろう」とアピールした。ソトの家族とも仲が良く、ドミニカ共和国での会談も大歓迎。「来季はレッドソックスに彼がいると本当に思う。何かが起きない限りは私は彼と一緒に仕事をしている」とまで自信をのぞかせた。
東スポWEB