30代、週刊誌記者の「ありえない要求」に取材先が大激怒…!これだけは絶対に「やってはいけなかった」と反省したワケ
渋谷109のカリスマ店員から週刊誌記者に転身。約10年間、3000人以上を取材してきた「聞き方」の極意をまとめた山田千穂さんの『ずるい聞き方』(朝日新聞出版)よりコミュニケーションがワンランクアップする聞き方を一部抜粋・編集してお伝えします。 【漫画】ウソだろ、足の指が50本に増えてる…火葬場職員が仰天した、前代未聞の遺骨
相性が悪い人を敵に回さないコツ
会話もメールも普通にやりとりしているのになかなか噛み合わない。話をするたびにモヤモヤイライラする。こんな風になぜか相性が悪い人、いませんか? どんなに人当たりが良い人でも1人や2人はいるのではないでしょうか? 付き合わないですむ相手なら離れればいいだけですが、仕事関係者だとそういうわけにもいきません。であれば、相手を敵に回さないように当たり障りなく接したほうが、ストレスやトラブルを回避できます。 接客業と記者業で、ありとあらゆるタイプの人と接してきた私は、人付き合いで大前提としていることがあります。それは、生まれ育った環境も見てきた風景も、価値観も考え方も違う他人であれば、相性が合う人のほうが少なく、むしろ合わない人のほうが多くて当たり前だということです。 そのため、「みんな自分とは違う人間」ということをまずは受け入れ、相性が悪い人にはより丁寧に接することを心がけています。 具体的なポイントをいくつかご紹介しましょう。 ・相手に対して何かを伝えるときは、一度立ち止まって考えて丁寧な言葉遣いで発する ・メールを送るときは、件名に要件を明記し、内容とのずれがないか確認する。 ・最初に「寒くなってまいりましたが、お変わりありませんか?」「昨日は遅くまでお疲れさまでした」と気遣いの言葉を入れ、最後に「いつもありがとうございます」「急なお願いにご対応いただき○○さんには大変感謝しております」といった感謝の言葉を入れる。 ・曖昧な表現に気をつける一方で、「できません」「違います」といった断定や否定を避ける。言いかえる場合、「できません」↓「○日頂戴できればお引き受けできます」「違います」↓「行き違いがあったようです」など表現を和らげる。 ・失礼な言葉遣いやわかりにくい文章がないか、全体を2回は読み返す。 ・来たメールに返信するときは、なるべく相手が使った言葉や言い回しを使う。 このような点を意識して気持ちよくやりとりできるようになれば、相性の悪さもさほど気にならなくなっていくでしょう。 ストレスの9割は人間関係の悩みといわれています。何かイヤな予感がした相手には、こちらから先手を打ってリスク回避したほうが余計なトラブルやストレスを抱え込まずにすむのです。