通常国会までに立件したい特捜部の「次の狙い」 パーティー収入裏金事件
震度7以上の地震が発生した場合、通常1ヵ月で補正予算を組む
飯田)国会が始まっても捜査しているとなると、「この状況では審議に応じられない」と野党側も言うでしょうし。 高橋)今回は地震がありましたよね。これまで震度7以上の地震があったときは、ほぼ1ヵ月で補正予算を出しています。阪神・淡路大震災のときは1月17日でしたが、約1ヵ月で出していました。 飯田)2月の半ばくらいには。 高橋)そこで出さないとまずいのです。予備費で対処していると、もう1つ自然災害が起きたときにパンクしてしまうので、補正予算を出すのが普通です。それに、このような補正予算ならすぐ通りますよね。審議には補正予算を出すという手もあるし、やらないと逆におかしいと思います。 飯田)これだけの緊急事態ですからね。今回はまず40億円規模で出される方針ですが。 高橋)あれは「プッシュ型支援」のものだけです。いままでの震度7の災害の場合、大体5000億円~1兆円の間ですね。そのくらいの補正予算を出し、予備費で組んでおくのが普通です。やらなければ変ですね。 飯田)その辺りも含めて国会日程がどうなるのか。
補正予算を組む話は出ていない
高橋)22日に始めればすぐ補正予算が出せるので、ちょうどいいと思います。 飯田)1~2週間くらいで。 高橋)それほど難しくはありませんからね。基本的に予備費なので、「ドン」と積むだけですから。 飯田)何にでも使えるような予算として設定しておく。 高橋)「災害関係だ」と言っておけばいいのです。その予備費ということですから。補正予算を組まない手はないと思いますが、いろいろな人に話を聞くと、「そんな話は全然出ていない」と言われます。