「“与党にお灸をすえよう”のような空気がある」 公明党広報局長・平木議員に聞く総選挙
公明党の広報局長、平木大作参院議員が日本テレビのYouTube選挙特番「投票誰にする会議」に出演しました。“自公過半数割れ”の可能性があるなか、どのように“風”を感じているのか。また、“物価高”や“自然災害”、“核を巡る議論”など山積する課題に対して何を訴えるのか、AIエンジニア・安野氏の分析を交えて聞きました。
“自公過半数割れ”の可能性 吹き荒れる“逆風”の実感
AIエンジニア・安野貴博氏: 「X(旧Twitter)に投稿された意見をAI分析で“見える化する”ブロードリスニングで公明党への声をみると、“自公過半数割れ”という文脈での言及が多く、全体の実に約20%あります」 公明党広報局長・平木大作参院議員: 「街頭に立ちながらすごく“逆風”だと感じること多いです。なんとなく今回は『与党にお灸をすえよう』のような、そういう空気があるというのは感じながら戦っています」
自民“非公認”を公明が“推薦” なぜ?
日本テレビ・矢岡亮一郎解説委員: 「やはり、我々が気になるのは、自民党で非公認になった候補に、公明党が推薦を出したということです」 AIエンジニア・安野氏: 「クリーンな政治をマニフェストに掲げつつ、ある種ダブルスタンダードに感じてしまう」 公明党・平木議員: 「『自民党が非公認だった者はもう推薦出しません』というのが分かりやすいですよね」 「ただ一方で、まさに政権がもう動いてしまうかもしれない。与党としてどう議席を最大化するかという中で」 「“どう使ったのか”ということ、そこについて本人が“どう反省しているのか”、“今後についてどう考えているのか”について説明を受けて、少なくとも地元から『納得した』という声をいただいた方に、党本部に推薦の指示を出したということです」
低所得者世帯への給付金支給「必要ない人たちにも入るのではないか」
AIエンジニア・安野氏: 「Xでの投稿を見ると、『低所得者世帯への給付金は、特に、高齢の資産があるけれど所得は低い、“本当はあまり必要ない人たち”にも入ってしまうのではないか』という意見があります」 公明党・平木議員: 「所得も資産もしっかり把握する仕組みがないと、そもそも線引きをうまくはできないわけです。今、求められているのは、まさにこの冬をどう越すのかという話なので、ある程度目をつぶってでも、しっかりやるべきだという判断」 AIエンジニア・安野氏: 「1回冬を越したとしても、その後も厳しい状況が続くかもしれないので、2の矢、3の矢と、後に続くものがないと、一時しのぎだけで終わってしまうのではないか」 公明党・平木議員: 「そうですね。ひとつは賃金の部分をまっとうに上げていくことです」 「柱に、最低賃金を5年以内に1,500円に上げるということを掲げました。パートとかアルバイトで働いている方だけではなく、中間層に対する押し上げの効果もあるので、ここでしっかり上げていく」