唯一無二の経歴を持つ才女ファイターが感謝を込めて…デビュー10周年の自主興行を開催する雪妃真矢の現在過去未来
「この自主興行で自分に火をつけたい思いもあるんです」
そこにある重要なファクターは『感謝』の念。「10年のキャリアを重ねる中で、たくさんの選手や団体様と関わらせていただきました。お世話になったこと、影響を与えてくださったこと、予期せず支えてくださったこと。相手はなんとも思っていなくても、私の中での記憶は変わることはないので。私、重いんですよ(笑)」と自分の中のプライオリティを最優先。続けて「ようやくこの大会で感謝を示す時が来たかなという風に思っています。 今まで直接は伝えていなくても感謝する人、尊敬する人、信頼する人を筆頭に、選手をたくさんお招きしたい気持ちです」と恩返ししながら、みんなで大いに盛り上がりたいとの心境を明かした。 そのため、参戦メンバーも男女問わず、団体も多岐にわたる。広めの後楽園ホールの控室もパンパンになる予定だ。現時点での決定メンバーだけでも以下の通りだ。 (順不同・敬称略) pr666 ラム会長、宮本裕向、雪ペ真矢 飯伏プロレス研究所 梶トマト wavepro HIRO'e<1日限定復帰> OZアカデミー 尾崎魔弓、加藤園子、AKINO CRYCIS ジャガー横田 ショーンキャプチャー 日高郁人、青木いつ希 stardom 安納サオリ 珍日本プロレス ランジェリー武藤 パンクラスMISSION 佐藤光留 プロミネンス 世羅りさ pw_mg 林下詩美、桜井麻衣 フリーランス バナナ千賀、水波綾、夏すみれ、山下りな、尾﨑妹加、翔、阿部史典 他にも「もしかしたら意外と思われる選手も増えたりするかも? 今まであんまり交友関係や心中を詳しくお話ししていないし、まだもう少し増える予定です!」と含みをもたせた。 そして主役となる自身のモチベーションに「フリーランスになってからの悩みももちろんたくさんあって、この自主興行で自分に火をつけたい思いもあるんですね。もっとアグレッシブになりたいですし、後ろ向きにキャリアを重ねることはしたくないし。もしかしたら、やりきった。もういいやって思う可能性もなくはないとは思ってるけど!」と並々ならぬ決意も表明。 ただし「希望としては終わった後に目指すものが見えたり、また自分で大会をやりたいと思ったりするかもしれないですし。それを見つけるためでもあると思います」とあくまでもポジティブな姿勢は崩さない雪妃。 唯一無二の経歴を持つ才女ファイターの羅針盤はどこを示すのか。あの頃を振り返り、この頃を実感し、これからを占う2.15はきっと、予想を軽く超えることだろう。 取材・文●萩原孝弘
【関連記事】
- 「あの経験があったから…」打ちのめされタフになった青野未来 マリーゴールドのトップを見据える今見ておくべき女子プロレスラー
- “へなちょこ”だった女子プロレスラーはいかにしてシングル王者に上り詰めたのか? 「不安だけどやらなきゃいけない」アイスリボン真白優希を突き動かす想いとは?
- スターダム再登場“極悪女王”ダンプ松本の魂の叫びにダンプコールが発生「味方がやられそうだったら、助けるんだろ!」
- 女子プロレス界を活性化するスターダムの“全方位外交”。ヒントになったのは「かつてのアメリカマット」
- 桜井麻衣、ボジラ、Sareee…そして林下詩美! ジュリアが去ったマリーゴールドに次々と生まれる新展開。いよいよ“本命”が「完全復活」を叫ぶか?