小池都知事が定例会見10月27日(全文2完)都政に邁進、メリハリ利かせていく
希望の党の獲得議席数は「都政に磨きをかけて、スピード感確保する」は具現化できそうか
朝日新聞:朝日新聞の〓イシイ 00:27:23〓と申します。知事としての立場でちょっと教えてください。知事がここで9月25日に記者会見して、希望の党を立ち上げるときに、その理由として、都政により磨きをかけて、スピード感を確保するためにも国政への関与が必要だという趣旨の発言をしたと思います。今回、希望の獲得議席を踏まえて、それが具現化できるというふうにお考えなのかどうかを教えてください。 小池:今回選挙戦の中でいくつか希望の党として公約などを出させていただいております。それを発信することによって、いろんな政府の、刺激をされたと思われる動きも出てきております。建設的な政策をこれから出していくという、そういうこの党の姿勢を徹底していただくことによって、国政において緊張感と刺激のある、そしてまた国民にとってより良い政治につながっていけばと、このように考えております。 朝日新聞:分かりました。関連して、じゃあもう1点教えてください。そうすると、ちょっと意地悪な質問で恐縮ですけど、現在は要は都政に専念するといって、国政より一歩引く立場を強調していますが、そうすると国政政党の代表として打って出た意味合いが薄れるんじゃないかなと思うんですけど、そこら辺の兼ね合いはどうお考えですか。 小池:いえ、これまで私自身は、国政において、友人はたくさんいますけれども、党としての組織を持っていなかったわけでございますので、それを党組織としての連携で各種の都としての思いなども、国会の場で伝えていければと、このように考えておりますので、申し上げた点についてはなんら変わりがないと思っております。
中央防波堤の埋め立て地の調停問題について
フジテレビ:フジテレビの〓イチノセ 00:29:23〓と申します。中央防波堤の埋め立て地の調停問題についてですが、江東区は今週、受諾勧告を受け入れる議決をしておりますが、その際に山崎区長が、都が上級官庁として調停案を出した以上、どう収めるかは都の責任と述べまして、都の今後の関与を求めていますが、これについてお考えをお聞かせください。 小池:この課題は、その後、調停案を提出させていただいて、その受け止めがそれぞれの区議会、区から出ております。で、江東区議会については調停案をすでに受諾していただいているということで、問題解決に向けては一歩前進かと存じます。一方で、大田区議会でございますけれども、29日に区議会において審議を予定しておられると聞いております。都といたしましては調停案を受け入れていただくことを期待しているというそれに尽きるわけでございますけれども、今はその経過を見守っていくという、その立場というかその時点でございます。