【写真：産経新聞社】

　「2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、10月24日に開催。これまで数多くのドラマを生んできたドラフト会議だが、近年は12球団OKの姿勢を示す選手が多い中、希望球団入りを果たした選手もいる。ここでは、意中の球団へドラフト1位で入団した現役選手を紹介する。

伊藤大海

【写真：産経新聞社】

出身：北海道 投打：右投左打 身長／体重：176cm／82kg 生年月日：1997年8月31日 経歴：駒大苫小牧高-苫小牧駒沢大 ドラフト：2020年ドラフト1位 　マウンドでは強心臓ぶりを発揮する伊藤大海。北海道出身の伊藤は、地元球団の北海道日本ハムファイターズから指名を受けた。 　駒大苫小牧高から駒沢大学に進んだ伊藤だが、1年時に中退し、北海道の苫小牧駒沢大学（現：北洋大学 ）に再入学した。規定により1年間は公式戦に出場できなかったが、2年春にリーグ戦デビューを飾り、6勝0敗、防御率0.35と驚異的な成績。同年から大学日本代表にも選出された。 　その後はエースとして結果を残し続け、世代を代表する好投手として注目を浴びた。2020年のドラフト会議前には、ファイターズがドラフト1位指名を公言。単独指名に成功し、球団史上初となる北海道出身のドラ1選手となった。 　入団後は、プロ1年目から先発ローテーションに定着。惜しくも新人王は逃したが、10勝、防御率2.90の好成績を残した。翌2022年も2年連続で2桁勝利を記録するなど、先発ローテーションに欠かせない存在となっている。