100万円がいくらに増える?「金利0.2%の定期預金」VS「年利4%の積立投資」で比較
年利4%を実現する投資方法はある?
長期投資によって、年利4%を達成できる可能性がある資産について紹介します。 なお、投資には損失リスクがつきものです。 この後紹介する投資資産が、常に年利4%を達成できるというわけではないのでご留意ください。 ●投資信託 投資信託は、運用のプロフェッショナルが多様な資産に分散投資してくれる商品です。 投資先によってリスクや収益性はさまざまですが、たとえば株式・債券にバランスよく投資する商品なら年利4%の達成余地があります。 一例ですが「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」という債券・株式・REITなどの資産に分散投資する投資信託は、2023年10月31日時点で、5年間のトータルリターンが年利6.4%となっています。 株式のみに投資する投資信託ではさらにハイリターンを狙うことも可能ですが、その分リスクも高くなるので注意しましょう。 ●株式 企業が資金調達の目的で発行する証券のうち返済期限がなく、決議に参加する権利や配当を受け取る権利などを得られるのが株式です。 株式投資では株価損益と配当収入が主な収益源ですが、長期で投資するときには配当に着目しましょう。 配当による収益率は「配当利回り」でしばしばチェックします。 もし、配当利回りが4%を超えていれば、その時点では配当収入だけで年利4%が達成できることを意味します。 ただし、配当は毎年一定ではなく株価水準による損益も生じるため、不確実性を伴う点には留意が必要です。 配当利回りが高く、さらに配当水準や業績の推移が安定している株式を検討するといいでしょう。
まとめ
いよいよ2024年から新NISAがスタートします。 今回は0.2%の定期預金で運用した場合と、年利4%で投資した場合の20年後の資産額をシミュレーションしました。 ハイリターンを狙うことも可能ですが、その分リスクも高くなるので注意しましょう。
参考資料
・SBI証券「たわらノーロード」 ・金融庁「新しいNISA」
太田 彩子