ルーマニア発ミニマルシーンの重鎮、RPR SOUNDSYSTEMが4月5日に恵比寿でDJプレー
ラドゥー:リキッドルーム自体が歴史のある特別な場所だと思うし、細かい部分まで目が行き届いているので、みんなを心地良くいい気分にさせてくれる。
RPR SOUNDSYSTEM with Dreamrec VJ - 2017.04.01 at Liquidroom
――最後にパーティーへ遊びに来る人々のファッションの傾向や好きなスタイルを教えてください。
ラレッシュ:僕はファッションにはほとんど興味がないんだけど……(笑)。シンプルで、できるだけカジュアルな服装が好きだよね。
ラドゥー:僕も快適で実用的なファッションが好みだけど、周りの人達がファッションで自己表現している姿を見ると、みんなそれぞれの個性のあるスタイルを持っているような気がする。
ペトレ:ファッションとエレクトロニック・ミュージックの関係は、常に人々を優雅な気持ちにさせているんじゃないかな。異なる道だけど両方とも美と善を目指すものだし、一方(ファッション)は視覚的な側面を通して自己の個性を浮き彫りにして、もう一方(音楽)は説明不可能な現象の下で一体化するものであったと思う。それを今はパーティーで見ることができるよね。人々はさまざまなタイプの服を着ているけど、音楽という同じ呪文の元で自己を現している。どのような種類の人々も、同じ大きな目的のために集まり、音楽とダンスという最高の意味で一体化するという、素晴らしい現象を生んでいるのではないかな。ルーマニアでは「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」などの日本のブランドが人気で、デザインだけでなく、縫製や生地の良さもクリエイティブな側面も評価されているよね。個人的には「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「カラー(KOLOR)」「カヴァル(KAVAL)」などにも興味がある。