くふうハヤテが静岡県庁、市役所訪問…池田球団社長「来季はより市民の皆さまに喜んでいただければ」
ウエスタン・リーグのくふうハヤテは11日、静岡県庁と静岡市役所に表敬訪問し、28勝84敗8分けでリーグ最下位に終わった今シーズン終了の報告を行った。池田省吾球団社長、赤堀元之監督、主将の高橋駿内野手。また、先月末のプロ野球ドラフト会議で、阪神から育成3位で指名された早川太貴投手が訪れた。 池田球団社長は難波喬司市長に対し、静岡市からの支援に感謝した上で、来季に向けて「毎試合とはいきませんが、色んな形で市民の皆さんに喜んでいただけるような球団作りを行っていくことができれば」と意気込んだ。 難波市長は「本当にゼロからチームを作り上げられてきた。最終戦に私は観戦に行きましたが、ファンもずいぶんついてきた印象を受けた。選手、監督の努力で、市民に愛されている球団になっていると感じました。今後も我々は全力で応援していきます」と、エールを送った。 静岡市は今季、球団のホーム球場でもある、ちゅ~るスタジアム清水の外野フェンスの修繕、照明をLED化するなどの支援を行っており、来年3月までにスピードガンを設置する方向で動いている。 森貴志副知事との話し合いでは、来季のホーム試合開催についての話題が出た。池田球団社長は「来季は浜松でもう3試合増やし、愛鷹球場でも試合数を増やすことも考えています。(11月2、3日に行った)球団トライアウトに参加した地元の選手が何人か入団すると思うので、さらに県民の皆さんに応援されるチームになれれば」と話した。 表敬訪問前には、赤堀監督が静岡市の「一日消防長」就任イベントに参加。今オフ、チームは地域イベントにも積極的に参加していく構えだ。池田球団社長は「とにかく呼んでいただいたところには、選手を派遣させていただき、地域の皆さんにくふうハヤテを知っていただきたい。そういう面で地域に貢献できればなと思っています」と話していた。
報知新聞社